北京
PM2.577
23/19
このほど、中国国内の消費者に人気が高い、アフガニスタン産の松の実が専用航路を通じて、中国の上海市に運ばれました。
アフガニスタンの松の実の年間生産量は約2万トンに達し、年間輸出額は8億ドル程度に及びます。松の実栽培は現地で10万人以上の雇用を生み出していて、アフガニスタンでは財政収入の重要な源とされています。
外交部の趙立堅報道官は20日の記者会見でアフガニスタン産の松の実について触れ、「アフガニスタンは内陸部にあり、交通が不便で、内乱も続き、毎年、大量の松の実が売れない」と指摘しました。
中国とアフガニスタンの協力のもと、2018年に、松の実をアフガニスタンから中国まで直接輸送する航路が開設され、中国は毎年3000~5000トンの松の実を輸入し、販売しています。
今年の10月から現在まで1170トンの松の実が26のチャーター機で中国に輸送され、アフガニスタンの農家に1億元(約17.8億円)の収入をもたらしました。(任春生、CK)