【CRI時評】逃亡中の犯罪容疑者を上客として扱う、民主主義を踏みにじる「民主主義サミット」

2021-12-09 14:23  CRI

【CRI時評】逃亡中の犯罪容疑者を上客として扱う、民主主義を踏みにじる「民主主義サミット」

 裁きを恐れて逃亡した「乱港(香港を混乱させる)」勢力の一人、羅冠聡氏は、米国から招待されたとして、「民主主義サミット」で演説するという。逃亡中の犯罪容疑者を上客として扱う米国の行為にはあきれて物も言えない。民主の名を借りて乱港勢力をかばい、中国の内政に干渉する米国の陰険なたくらみを徹底的に暴露するだけでなく、米国が口にする「民主」がいかに偽善的でダブルスタンダード(二重基準)なものか、民主を武器化して手段を選ばずに他国に圧力を掛ける米国の覇権的本性を世界にはっきりと見せつけている。

 羅氏は、国家の分裂を扇動する発言を繰り返し、香港の若者に違法行為をそそのかし、共謀するために何度も米国を訪問し、香港国家安全維持法(香港国安法)施行直前に海外に逃亡した後も引き続き、乱港活動に従事してきた。香港警察は2000年7月、国家の分裂を扇動した容疑と、外国又は外部の勢力と結託して国家の安全を脅かした容疑で、羅氏ら海外に逃亡した乱港勢力を指名手配した。

 国家の分裂をたくらみ、香港の民主を破壊しようとする逃亡中の犯罪容疑者に、香港市民を代表して国際舞台で「民主」や「人権」を語る資格などない。米国政府は、自分たちが指名手配している犯罪容疑者が他の国に上客として扱われたら、どう感じるだろうか。羅氏のような犯罪容疑者を演壇に立たせる勇気があるなら、なぜ今年1月に連邦議会議事堂を襲撃した暴徒も同様に演壇に立たせないのか。

 米国が、「民主」の旗を掲げてはいるものの、香港市民の民主と人権に全く関心を示さず、自らの覇権と利益を守るのに頭がいっぱいであることは、早くから事実が証明している。シンガポール紙の聯合早報がこのほど、「民主主義サミット」について、米国政府の寄せ集めによるサーカスのショーだと風刺する漫画を掲載したこともうなずける。その下手なパフォーマーの一人が羅氏だ。

 香港の大局はすでに定まっている。香港市民の民主と人権は、香港国安法の護衛の下で、かつてないほど保障されている。香港特別行政区の林鄭月娥行政長官がこのほどメディアとのインタビューで指摘したように、香港はようやく大風や大波が過ぎて今は平穏を実現し良い局面と言うことさえできる。米国の演出による「民主」の名を借りた覇権のための茶番劇は、国際社会に物笑いの種をまた一つ提供するだけでなく、徒労・惨敗に終わるだろう(CRI論説員)

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