北京
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国連世界観光機関(UNWTO)第24回総会が2日、スペインのマドリードで開催されました。会議では2021年第1陣のUNWTO「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」が発表され、安徽省の西逓村と浙江省の余村が入選しました。
UNWTOは、「西逓村の豊かな文化と自然資源および持続可能な発展を評価するものだ」と述べています。
西逓村は安徽省黄山市の南麓に位置し、約1000年の歴史を持つ伝統的な村です。この村は舟の形をしており、四方を山に囲まれ、2本の渓流が村を流れ、安徽省の建築様式の典型的な代表だとされています。2000年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されました。
安徽省西逓村
余村は浙江省湖州市安吉県にあり、三方を山に囲まれた村です。2005年8月15日、当時中国共産党浙江省委員会書記を務めていた習近平氏は余村を視察した際に、「緑水青山就是金山銀山(緑の山河こそ宝の山である)」という科学的な論断を提出しました。10年余りの間、余村は鉱山を閉鎖し、生態系を保護し、農村観光を大いに発展させました。生態資源の優勢を経済発展の優勢に転化させ、生態系の保護と民生改善の共同発展を実現しました。
浙江省余村
2021年第1陣のUNWTO「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」の評価活動は今年5月に始まり、観光を通じて農村の文化遺産保護と持続可能な発展を促進することが目的です。北海道ニセコ町も今大会で、UNWTOから「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」を受賞しました。(玉華、藤井)