北京
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江蘇省淮安市で11月19日、「2021年中国・淮安イノベーション起業大会」が開催されました。
今月8日にユネスコ食文化創造都市に選ばれたばかりの淮安は、物流の要衝であり、イノベーション人材が集まる場所でもあります。
この大会は、市の総力を挙げてイノベーションの波を引き入れ、市の経済・社会の質の高い発展を後押ししようとするものです。特に、自然食品、新世代IT、新型設備製造の三大主要産業を主な対象に、科学技術イノベーションの導入を目指して開かれました。
淮安市には、メーカースペース、ビジネスインキュベーター、アクセラレーターなど起業の各プロセスに関わる機能を統合した「パートナー・クラウドスペース」や、ハイブリッド体細胞核移植技術を利用してクローン豚を育成した「南京農業大学淮安研究院」、エコ農業・健康・情報技術・新材料・知能ロボットの5つのイノベーションセンターを持つ「上海交通大学蘇北研究院」、研究開発・生産・販売を一体化した自動車部品製造のハイテク企業、クラマトグラフィー製品をコアとする国家中店ハイテク企業などがあります。これらの企業・機関の存在が、淮安の発展計画を力強く支えています。
大会はコンテストとサミットからなり、コンテストで入賞した上位3団体が淮安市での起業を望む(かつ「淮安市333産業人材募集行動案(試行)」の条件に合致する)場合、それぞれ1位の団体は300万元、2位は200万元、3位は150万元の助成金を得られるほか、人材用マンションの提供、最大100万元の住宅購入助成金、子供の学校教育などに関する待遇を受けることができます。
淮安市はこうしたメリットを実際に提示しながら、今回の大会のような措置を実施し、イノベーションの導入を進めています。このチャンスを起業家たちが掴み、自己実現を果たしながら淮安の構築・創造・発展に携わっていくことが期待されています。