北京
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2006年、CCTVのお正月番組「春晩(春節の夕べ)」の舞台では、蒙古族のファミリーグループ「吉祥三宝(吉祥三人家族)」が歌う心温まるシーンが印象的でした。「吉祥三宝」グループのパパ・ブレンバヤルさんは2018年、病気で亡くなり、その突然の死に多くのファンが悲鳴を上げました。しかし、3年ぶりとなる今日、「吉祥三宝」の新曲「新吉祥三宝(新しい吉祥三宝)」が再び、いい思い出を呼び起こしてくれました!今回の中国メロディ―ではそんな「吉祥三宝」の感動的な歌をご紹介しましょう。
「吉祥三宝(吉祥三人家族)」
2006年のお正月番組「春節の夕べ」の舞台で、「吉祥三宝」が歌ったグループ名と同様の「吉祥三宝」という歌は瞬く間に全国で大ヒットしました。当時、家庭内での対話のようなこの歌は数えきれない人の心を温めました。蒙古族の歌手ブレンバヤルと妻ウジナ、そして姪のエニグマによる「吉祥三宝」グループは視聴者の目と耳に深く印象付けられました。
この曲は、ファミリーグループのパパ、ブレンバヤルさんが娘との会話からインスピレーションを得て作ったものです。ブレンバヤルさんは、「娘は子供の頃、好奇心が強くて何でも聞いてきた。答えられない時は、「吉祥三宝」と答えた」と話しました。この曲の歌詞は、娘に対する両親の深い愛を表現しています。
「春天来了(春が来た)」
2006年、「吉祥三宝」という歌が大ヒットしたことで、ファミリーグループ「吉祥三宝」は全国の人々に愛されるきっかけをつかみました。時を経て2016年、中国ではすでに誰もが知っている蒙古族のファミリーグループが10年ぶりに「春晩(春節の夕べ)」の舞台に立ち、「春天来了(春が来た)」を歌いました。「吉祥三宝」の歌はグループ結成からずっと家族愛をテーマにしていて、温かい家族の雰囲気に満ちた音楽一家の芸術的才能を改めて見せてくれました。この作品で「吉祥三宝」は新たな成功を手にしました。
残念ながら、父のブレンバヤルさんは2018年に58歳の若さで病気で亡くなり、ファンに深い無念と思いを残しました。
「新吉祥三宝(新しい吉祥三人家族)」
湖南衛星テレビはこのほど、スペシャル番組「また会おう」を放送し、「吉祥三宝」一家の現在の暮らしぶりを伝えました。このファミリーグループの娘はすでに巣立ち、一人前になっています。
娘のノルマンさんは父親のブレンバヤルさんの音楽事業を受け継ぎ、「新吉祥三宝(新しい吉祥三人家族)」を作りました。番組の最後に、ノルマンさんは母親や妹と手を取り合って新曲を歌いました。シンプルながらも深い感情を込めたこの曲は、2006年の「吉祥三宝」がもたらした思い出をよみがえらせ、多くの視聴者が目を濡らしました。
「吉祥三宝」の歌に伝わる心温まる愛の力は、この美しい歌とともに、長く歌い継がれていくことでしょう。
番組の中でお送りした曲
1曲目 吉祥三宝(吉祥三人家族)
歌詞:
女の子:パパ 星が出たら太陽はどこに行くの
父:空にあるよ
女の子:なぜ見つけられないの
父:家に帰ったんだよ
女の子・父・母:太陽 月 星は吉祥の家族
2曲目 春天来了(春が来た)
歌詞:
行くぞ!行くぞ!暖かい春
行くぞ!行くぞ!優しい春風
千里の草原は私の父のようだ
心を開いて春を迎える。
3曲目 新吉祥三宝(新しい吉祥三宝)
歌詞:
お父さんはどこに行ったの?
月になったんだよ
お母さんは?
赤い花を照らす太陽になった
でも赤い花は成長している
私たちは成長した
めでたい歌声で飛びまわる
姉妹で輝こう