北京
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23/19
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間28日、新型コロナウイルス感染症に関するWHOの定例記者会見で、世界における新型コロナウイルスワクチンの入手および新型コロナウイルス感染症の検査や治療についての不平等を解決することを目的とする「ACTアクセラレータ」計画のために234億ドルの資金を調達すると国際社会に呼びかけました。
WHOは、各国に必要な新型コロナウイルス感染症対策を提供する新たな「ACTアクセラレータ」計画を実施するために、WHOが来年9月までに234億ドルの資金を確保することが必要だと表明しました。WHOによると、同計画を実施することで少なくとも500万人の潜在的な追加死を防ぎ、世界経済にとっては5兆3000億ドル以上を節約し、新型コロナ感染症のパンデミックの終息を加速させることができます。
テドロス事務局長は「『ACTアクセラレータ』には十分な資金と支援が必要だ。全世界の協調は、新型コロナウイルスに打ち勝つ唯一の道であり、市場の力と二国間取引に頼るだけでは不公平な格差を縮小することはできない」と強調しました。(hj、鈴木)