北京
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10月27日、王毅国務委員兼外交部長は第2回アフガニスタン隣国外相会議にビデオ演説の形で出席しました。
王外交部長は「新たな情勢に直面している中、われわれはアフガニスタンの主権、独立、領土保全を尊重し、『アフガニスタン主導、アフガニスタン所有』の原則を堅持した上で、アフガニスタンに関する問題での協調・協力をさらに強化し、アフガニスタン情勢の安定化を推進して、治安問題の波及を防ぎ、良好な統治への道を歩むことを支援していく」と述べました。
また、王外交部長は次の4点を提案しました。
1.積極的に関与し、導いていくこと。アフガニスタン臨時政府の適応性と柔軟性を重視し、理性的で実務的な態度で臨時政府と対話、交流を行い、相互信頼を増進し、プラスの影響力を発揮していく。
2.多国間の調整を拡大すること。アフガニスタンに関わるさまざまなメカニズムが互いに補完し合い、相乗効果を上げることを推進し、国連が安定の維持と混乱の防止、緊急支援などの面で重要な調整作用を発揮することを支持していく。
3.対テロ協力を強化すること。アフガニスタンの新政権がテロ勢力と一線を画すことを奨励するだけでなく、新政権が「イスラム国」、「東トルキスタンイスラム運動」を含むさまざまな過激派テロ組織に対して自主的で毅然とした効果的な打撃を加えること支持していく。
4.平和的な復興を推進すること。隣国として、協調して力強い行動をとり、アフガニスタンとの経済貿易往来を徐々に拡大し、インフラの相互接続を検討し、アフガニスタンが「一帯一路」共同建設の協力プロセスに参加することを援助していく。
なお、今回の会議はイランの首都テヘランで開かれ、オンラインとオフラインを併用する方式で行われました。会議は共同声明を発表し、各当事者は第3回外相会合を2022年に中国で開催するというコンセンサスに達しました。(雲、坂下)