北京
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23/19
世界保健機関(WHO)のグローバル衛生資金調達大使を務める英国のゴードン・ブラウン元首相は、現地時間21日に行われたWHOの感染状況発表会で、西側諸国が今年年末までに囲い込む未使用の新型コロナウイルスワクチンが接種6億回分に達することを明らかにしました。
ブラウン氏は、西側諸国では現在、2億回分を超える新型コロナウイルスワクチンが未使用状態であり、契約に基づいてさらに多くのワクチンが西側諸国に引き渡されると指摘しました。適切な処理方法が見つからない場合、西側諸国では今後数カ月で、使用期限切れになるワクチンが1億回分に達すると、関係機関は予想しています。
ブラウン氏は「WHOの最新の予測によると、来年には新型コロナウイルス感染者が新たに2億人増加する。その4分の3はワクチンの接種率が低い貧しい国においての出現だ。アフリカでは現在、成人のワクチン接種率がわずか5%だ。低所得国ではワクチン接種率がさらに低く、わずか1.4%だ」と述べ、西側諸国の指導者に対して、発展途上国とワクチンを分かち合う計画と日程表の作成を急ぐよう呼びかけました。(Mou、鈴木)