北京
PM2.577
23/19
先週末から秋晴れが続いている北京。実は過ぎ去ったばかりの夏、近年の中でも長い洪水対策期間(洪水が発生しやすく、その防止や対応に取り組む期間)がありました。例年なら6月1日から9月15日までの洪水対策期間は今年、雨が多かったため、15日間延長されて122日間になりました。しかも、その期間中、雨は79回も降ったそうです。平均降水量は792.6ミリ。例年同期なら425.7ミリなのでほぼ倍増。中でも7月の降水量は400.4ミリで、観測記録が始まった1951年以来の最多となりました。
詳しい原因はまだ調査中ですが、専門家は「温暖化の影響で、これから中国の平均気温はさらに上昇し、強い雨やそれによる洪水の回数が増えるだろう」とみています。北京、中国だけではなく、世界的にも異常気象が多発しているので、ぜひ世界中の専門家が知恵を出し合って早く原因を究明し、対策を打ってほしいですね。
さて、今週の番組のメニューです。
▼中国の有人宇宙船「神舟13号」打ち上げ、過去最長の6カ月滞在開始
▼「中日の同年代、北京で歴史と平和を語る」③明治学院大学国際平和研究所研究員石田隆至さんに聞く
歴史研究の究極の目的、アジアで、世界で恒久的な平和の構築に向かって、今の私たちができることは?
宇宙滞在中の中国人宇宙飛行士。左から葉光富氏、翟志剛氏、王亜平氏
上海スケッチ(新虹橋中心花園の秋景色 10月18日 平文智撮影)
<お便りありがとう!>
★東京都の三輪徳尋さん
中国では、様々なスポーツを支援する政策が実施されて、多くの改革が進められ、社会経済が大きな発展を続けている状況から考えれば、群众体育としてテニスだけではなく、多くのスポーツが広がることが自然な成り行きなのだと思います。
一日も早く、日本においては、コロナウイルスを駆逐して、交通が便利で豊かな自然環境があるテニスリゾートやスキーリゾートに隣国である強みを活かして、中国からのスポーツ好きなお客様を迎えられたならば、日本各地の多くのリゾートが新たな局面を迎え、発展できる起爆剤になると思います。
★名古屋市のゲンさん
国慶節はお二人とも有意義に過ごされた様で良かったですね。北京原人がいたという周口店は、劣化の危険を防ぐ対策がされているのですね。彼らが暮らしていた時代から今日まで、既に60万年とか70万年前と言われているので、発見されてから数十年での変化をとても不思議に思いました。
スポーツの秋到来で、斉鵬さんは生き生きしているようですね。星アナウンサーのテニスのインタビューの感想で、テニスの環境が整いつつあり、すそ野が広がりそうであることが分かり、王小燕さんも元同僚夫妻と25年ぶりに偶然会ったというエピソードも、確かにその裏付けになっていましたね。
私の親戚にはテニス狂いの一家があります。テニスコートを供えている会社を調べて就職し、テニスで知り合った仲間と結婚し、生れた女の子には3歳からラケットをもたせています。その子ももう小学生になったので、日本のテニスの下支えをしているのでしょうか。
そして、私の職場にもテニス大好き人間がいます。右手と左手の太さが違うのを嬉しそうに見せてくれました。北京にも日本人プレイヤーがいるのですから、テニス人口はますます増えるのでしょう。まさに天天有网球の世界ですね。
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