【CRI時評】「免疫格差」が西側の言う人権という虚偽の仮面をはがす

2021-09-30 15:08  CRI

【CRI時評】「免疫格差」が西側の言う人権という虚偽の仮面をはがす

 国連人権理事会第48回会議で中国代表は28日、30カ国以上が参加した共同発言として、全世界においての新型コロナウイルス用ワクチンの公平な分配を呼び掛けた。この共同発言は、国際社会が関心を寄せる「免疫格差」の問題に応えて、ワクチンは世界の公共財とすべきであり、「ワクチン民族主義」をしないことを強調するものだった。口先で「人権」を唱える西側先進国は、しっかりと反省せねばならない。

 米国を例としよう。米国は自らの必要を遥かに超える大量のワクチンを囲い込み、さらにワクチン生産の原材料の輸出を制限している。そのことが貧困な国がワクチン接種を進めることの障害となり、ワクチン分配の不公平さはさらに激化した。米国のブルッキングス研究所の分析によれば、米国では9月25日までに余剰となったワクチンが累計5億本に達した可能性がある。ワシントン・ポスト紙は、米国は大量の新型コロナウイルス用ワクチンを囲い込み、数百万本ものワクチンが使用期限切れとなって結局はごみ箱に捨てられたと批判する記事を発表した。

 米国は自国内に使いきれないほどの量のワクチンがある。なのにワクチンの対外援助については「リップサービス」だ。アフリカ開発銀行のアデシナ総裁は米国メディアに取材を受けた際に、アフリカは新型コロナウイルス用ワクチンの獲得について、西側の「不正」を被っていると明言した。ワクチンが適時に送られてこないだけでなく、量も価格も不合理というのだ。

 米国はASEAN諸国へのワクチン寄贈に強い関心を示しているが、英オックスフォード大学のリポート「アワ・ワールド・イン・データ(データで見る我々の世界)」が示した統計によれば、ASEAN諸国でのワクチン接種人口の上位3カ国にランクインしたカンボジアとラオスでは、ワクチンは主に中国からもたらされた。

 ワクチンは一つの試金石だ。誰が責任を負い、人権を保障するのか。あるいは、誰が責任を「なすりつけ」ようとしているのか、誰が人権を踏みにじっているかを識別できる。西側国家が、口々に言うように「人権を尊重」するのなら、国際社会、特に発展途上国に手をさしのべ、ワクチンの公平な分配を促進することで、「免疫格差」を解消すべきだ。そうでなければ、西側諸国は人権という偽りの仮面をつけていることになる。世界の物笑いになるだけだ。(CRI論説員)

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