北京
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木製のドアが3枚、詩人の于堅が書いた「東方書店」の看板がドアの前にかかっています。「四季如春(一年中はずっと春のような気候)」の昆明市の古い通りには、東方書店という店が静かに佇んでいます。
この店は1925年に北京大学外国語学院を卒業した昆明出身の王嗣順さんが故郷に戻った翌年の1926年に創立しました。「三民主義」など、当時としては先進的な書籍を専門に販売を始めました。
現在のオーナーは李国豪さんで、元々はメディア関係の仕事をしていました。読書好きが高じて、2018年、以前の「東方書店」の同じ場所を借りて、書店を復刻させました。
李国豪さんは日本人学者の大前研一さんから、「現在の中国の道端にはマッサージ店、カラオケなどがあるものの、書店があまりない。中国人の読書状況は先進国と比べて、まだまだだ」という話を聞いたことがあるそうです。
そこで、李さんはどうしてもいい書店を作りたいと思うようになり、今の東方書店を建てることになりました。
Aちゃんは東方書店で多くの日本の本を発見しました!大好きな『白夜行』と『日本俳句』、超うれしい!
1階はとても狭く、入口、レジ、さらに本の壁です。2階は写真の通りで、やや広く、座って読書する席も設けられています。
窓の外を見れば、賑やかな観光の町が広がり、中に目をやれば静かな本の世界。なんとも不思議な感じがしました。もし、皆さん、昆明市に来た際は、この東方書店で、本を読んだり、町の景色を楽しんでみませんか?数十年前の日本の本も発見できるかもしれませんよ~
店舗名:東方書店
場所:昆明市五華区文明街52号
電話:18669063130