北京
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中国では9月1日に新学年が始まります。小中学校が始まってから、すでに1週間が経ちました。今学期は「双減」政策が導入されて最初の学期です。「双減」政策とは中国国務院は7月下旬に発表した、中学生や小学生の宿題の負担や学習塾に通う負担を軽減することを目的とする中国式の「ゆとり教育」を実現する政策です。
新学期の最初の週末に、上海では補習を提供するさまざまな場所で、教科外の学習教室に人気が集まりました。親たちは取材に対して、「子供にとって、週末の学科の勉強が突然に減り、もっと多くの時間が自分の趣味に利用できるようになった。だから趣味の教室に通わせることにした」と述べました。
学校で学ぶ教科以外を教える学習教室の責任者の多くは、新学期が始まって1週間で、通ってくる子供たちが以前よりも目に見えて増えたと説明しました。多くの学習教室は経営計画を調整し、手芸や音楽劇などの内容を充実させて、子供たちにより多くの選択肢を提供するようになりました。
広東省深セン市では教科の学習が大幅に減らされたことから、多くの生徒が体育館に通い、バスケットボール、サッカー、水泳などのスポーツの練習が盛んになりました。バスケットボール教室の経営者によりますと、今年の訓練クラスの生徒数は、去年の同時期に比べて30%以上増えました。特に夏休み期間には、バスケットボールの訓練合宿を行い、参加した生徒の人数は前年の2.5倍にも達したとのことです。
「双減」政策が正式に導入されて初めての秋となり、各地の少年宮(小中学生の課外活動での文化教育活動を行う施設)や青少年活動センターは稽古事などの教科以外のクラスを積極的に増やし、子供らを引きつけるさまざまな選択肢を提供するようになりました。(Mou、鈴木)
サンドペインティングを学ぶ子供ら