北京
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「一地一品」新疆クムル市とトルファン市のハミウリ
新疆には、ハミのメロン、トルファンのブドウ、ホータンのナツメ、イリの馬など、各地の特産品があります。メロンの一種のハミウリ(哈密瓜)は夏から秋にかけての代表的なフルーツで、主にクムル市(中国語表記では哈密市/ハミ市)とトルファン市で栽培されています。その果肉は肉厚でジューシー、サクサクとした食感が特徴です。そして糖度が最高で21%と、とても甘いです。
ハミウリには4000年の栽培の歴史があるとされます。降水量が少なく乾燥している、夏が熱くて冬が寒い、日照時間が長い、地下を流れる雪解け水と、アルカリ性の砂土がある――このような土地に恵まれて、甘くて美味しいハミウリは栽培されています。2009年に中国国家地理標識産品に指定され、クムル市とトルファン市以外の地域で栽培されたメロンの商標に「哈密瓜」の文字を使ってはいけないことになっています。
ハミウリは生で食べるだけでなく、天日干しのドライフルーツ、砂糖漬けのドライフルーツ、ジュース、お酒、ジャム、果実酢、さらには種を絞ってできる油など、さまざまな形の商品に開発されています。
今日の番組では、ハミウリの産地を紹介するほか、その歴史、栄養成分、商品開発の様子などをご紹介します。詳しくはぜひ番組をお聞きください。(まとめ:任春生)