北京
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今年はチベットの平和解放70周年に当たる。8月19日にラサ市で開催されたチベット平和解放70周年の祝賀大会で見られたチベット族民衆の健康的で明るい笑顔は、この70年間でチベットに出現した天地を覆す変化を反映して、活気に満ちていた。
70年間にわたる歴史は、チベットの進歩と開放を忠実に記録している。かつては家畜の背に乗って移動していた人々は、村々に張り巡らされた自動車道路を利用している。国内外に通じる航空路線は140本に達した。旧チベットでは90%以上の人々が、食べ物の確保もままならず寒さに震えていたが、現在では農民の収入が18年連続で2桁台の成長を見せている。かつては牛糞で暖を取っていたが、今はインターネットの4G網でカバーされている。チベットの古い面貌は一新された。民衆の生活には巨大な変化が発生した。
今のチベットでは、各民族の民衆が互いに親しみ愛しあっている。チベット文化は保護され発揚された。チベット語とその文字は広く使われている。仏教美術のタンカ、チベット伝統劇、チベット医薬など800項目近くが無形文化遺産に登録された。同時に、チベット各民族の民衆の信仰も尊重されている。チベットでは1700カ所以上の寺院が水力発電の恩恵を受け、インターネットの接続も実現して、信者に巨大な利便性がもたらされるようになった。
70年の歳月を歩んだ結果、チベットの民衆は団結と安定こそが「福」であり、分裂と動揺は「禍」だと深く実感した。今年は中国の「第14次五カ年計画」の初年だ。新たな発展の出発点に立ったチベットも、経済と社会の質の高い発展を加速させつつあり、民衆のためにさらにすばらしい生活が創造されつつある。いかなる外部勢力も、長期にわたって安定するチベットに波風を起こそうと考えることを、やめることだ。そのような、チベットに分裂をもたらそうとする外部勢力の企ては、失敗に終わるだけだ。(CRI論説員)