北京
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「中国のバミューダ」、四川省楽山市の黒竹溝
四川省の観光都市・楽山市から西南へ車で2時間半、省都・成都市からだと車で4時間のところに、峨辺イ族自治県があります。県内には広大な原始林が広がり、高山草原、淵と滝、温泉など豊富な観光資源を有しており、その数は109カ所にも上ります。
同県に位置する黒竹溝鎮には、「中国のバミューダ」という異名を持つ黒竹溝森林公園があります。「黒竹溝」はイ族の言葉で、「いつも雲と霧に包まれている谷」という意味です。
総面積は838平方キロメートルで、中心部分が575平方キロメートルで、国家4 A級(中国の観光地ランキングで上から2番目)観光地です。秘境として知られる黒竹溝は、人や家畜が一旦その奥地に入れば、行方不明になりやすいという謎に包まれています。また、その緯度である北緯30度は、「魔の三角地帯」として知られるバミューダ・トライアングルと同じであることから、「中国のバミューダ」とも称されています。
中国の著名な探険家でもある四川旅遊学院の劉勇教授が、黒竹溝の謎を解明したく、6月21日から24日にかけて、黒竹溝の中でも前人未到の危険な奥地を初めて探険しました。番組では、劉教授が探険の旅で見聞したことをご紹介します。合わせて、黒竹溝森林公園のジャイアントパンダ、ハンカチノキ、ツツジの花畑など貴重な動植物ほか、現地の美しい観光スポットや峨辺イ族自治県の地形、気候などの概況も合わせて紹介します。詳しくは、ぜひ番組をお聞きください。(まとめ:任春生)