【CRI時評】中国を中傷する「作り話」に夢中な米国

2021-08-07 10:29  CRI

【CRI時評】中国を中傷する「作り話」に夢中な米国

 米CNNは5日(現地時間)、米情報機関が調査で武漢ウイルス研究所から遺伝子データを含む遺伝子データの「宝庫」を探し出し、解読されれば新型コロナウイルスの起源解明の鍵になる可能性があるとするスクープ記事を発表した。だが同時に、米情報機関はその情報をいつ、どのようにして入手したかは不明だということを認めた。

 根拠がないのに思わせぶりのCNNのこの報道は、明らかに世論の注目点を武漢実験室にし、中国に再び汚水を浴びせようとするものだ。このような行為は、一部の米国・西側メディアが中国を陥れようとする古いやり方にほかならない。例えば、「ウォール・ストリート・ジャーナル」は5月に真っ先に記事を掲載し、武漢ウイルス研究所の職員3人が2019年11月に病気になったという話を根拠もなくでっち上げた。

 情報機関やメディアなどのほか、待ちかねた様子の米国の一部政治屋も登場し、しっかりと縫った「帽子」を中国に無理にかぶせようとしている。

 米国議会のマッコール下院議員は2日、「新型コロナウイルス発生源調査報告」の改定版を発表し、80ページ余りを割いて「武漢実験室漏洩論」に言及した。突っ込みどころの多い表現、根拠のない結論は、読んだ人に奇妙きてれつな報告書という印象を与える。ロシア科学アカデミー会員であり、国家ドゥーマ議員であるゲンナチー・オニシェンコ氏が、米国の「新型コロナウイルス発生源調査報告」は原始データが不足しており、法的効力がなく、虚構のファンタジー小説としか言いようがないと評したのも無理はない。

 世論を操作し、人心を惑わせ、情報機関のために中国に濡れ衣を着せて様子を見ようとする米国の数人の者は、この目標のために騒ぎを起こしている。現在、ウイルスの変異により世界的な感染拡大の反動が生じており、世界の新型コロナ患者は累計で2億人を超えている。この重要な時に、感染症対策と人命救助は最優先課題だ。中国は5日、今年、通年ベースで20億回分のワクチンを世界に提供するよう努めていく方針だと発表し、発展途上国にワクチンを分配するために、ワクチンを分配する国際的枠組み「COVAXファシリティ」に1億ドルを寄付することを決定した。これは中国が世界の感染症対策をめぐる協力に行った新たな貢献だ。

 ウィルス問題の政治化に夢中になっている米国人は中国人のように国際的な責任を担うことができるのか。小説を書いても米国はもとより、世界も救えない。科学を尊重し、団結・協力してこそ、人類は前途と運命がかかったこの戦いに勝利できるのだ。米国の一部の政治屋は早く目を覚ますことだ。(CRI論説員)

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