北京
PM2.577
23/19
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第44回世界遺産委員会が18日に「福州宣言」を採択し、旧跡保護意識の向上を呼びかけています。この発表を受け、中国は「宣言」で打ち出されたイニシアティブを積極的に実施し、世界遺産の保護に力を尽くしていくと表明しました。
ユネスコ傘下の世界遺産委員会の第44回会議が16日にオフラインとオンラインを併用する形で中国の福州で開幕しました。感染症の影響で去年から今年に延期して開催を実現したこの大会は、登録審査にオンライン方式を初めて採用しています。7月31日までの間に、2020年と2021年の2年分の登録審査をまとめて行います。中国からは登録候補に「泉州:宋元中国の世界海洋商業・貿易センター」を推薦しています。
第44回世界遺産委員会・会場の様子
なお、会議の様子については、福州市は公式サイトで生配信するプラットホームを立ち上げ、中継を行っています。
世界遺産委員会の中国での開催は、2004年の蘇州に続いて、今回で2回目となります。
(Yan、CK)