北京
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米軍の輸送機1機が15日、中国台湾地区に着陸した。この挙は、中国側の「レッドライン」に公然と衝突するものだった。中国側はやはり、当日中に激烈な反対を示し、厳重な警告を発した。中国人民解放軍は高度な警戒態勢を保持し、一切の必要な措置を取って「台湾独立」の策謀を断固として粉砕するということだ。
米国国家安全保障会議でインド太平洋関連の責任者であるカート・キャンベル氏は6日、米国のシンクタンクであるアジア・ソサイエティーのオンライン対話に参加した際、「台湾独立」は支持しないと明確に表明し、「我々はそのデリケートさを完全に理解している」と述べた。多くの国際メディアはこの時、キャンベル氏の発言は、米国現政権の台湾関連政策が理性的なものに戻ることを予言するものと見なした。だが、わずか10日後に、米軍の輸送機が台湾に着陸した。
台湾問題は中国の核心的利益であり、米中関係の中でも最もデリケートな問題だ。米国の現政権は就任後に、一つの中国の政策を堅持すると表明した。しかし現実は、米政権は危険な道を一貫して歩み続けている。「台湾独立」の分裂勢力を絶えず容認して鼓舞し、台湾を米国が中国を抑止するための「露払い」にしようとしている。このやり方は台湾海峡の情勢を刺激するだけでなく、台湾を危険な境地に巻き込み、中米関係をさらに緊張させることになる。
中国はこれまで、他国の内政に干渉したことはない。しかし中国は、他国が自らの内政に干渉することを絶対に許さない。中国は必ずや統一されねばならない。統一は必然でもある。これは、いかなる者も阻止できない歴史の潮流であり、いかなる外部勢力も動揺させることのできない、時代の大勢だ。米国はこの大勢の中で、どのような役割を演じたいと言うのだろうか。(CRI論説員)