【CRI時評】中国の1~6月の対外貿易の「成績表」が過去最高になった理由

2021-07-14 10:30  CRI

【CRI時評】中国の1~6月の対外貿易の「成績表」が過去最高になった理由

 中国税関総署が13日発表した最新の貿易統計によると、今年1~6月の中国の対外貿易輸出入総額は前年同期比27.1%増の18兆700億元(約309兆円)で、規模が同期の過去最高水準となった。

 それには幾重もの要素が関係しており、まず中国経済のファンダメンタルズが安定しつつ上向きとなっていることが、対外貿易の持続的かつ安定的な伸びを力強く支えた。ロイター通信は、中国は貿易パートナーよりも早く新型コロナウイルスの流行を封じ込めたため、昨年の最初の数カ月には新型コロナの影響による不況から脱し始め、「着実な経済回復を実現した」と評している。

 特筆すべきは、中国の6月単月の対外貿易統計の力強さで、予想を上回るものだった。5月下旬に広州市や深セン市などで新型コロナが局地的に流行したことにより、中国で最も忙しいコンテナターミナルの一つである塩田港を含む一部の港で程度の異なる混雑が生じた。外部からはこうした状況が6月の中国の対外貿易動向の足手まといになるとの見方もあったが、結果は6月の対外貿易輸出入額は前年同月比22%増の3兆2900億元(56.28兆円)だった。

 塩田港の運用は6月24日から全面的に再開され、ほぼ全てのバースが正常な稼働状態へと戻った。こうした高効率の感染症予防・抑制と生産能力の回復もまた、中国の対外貿易統計が好成績を生み出し、予想を上回り続けられる要因の一つだ。

 各国でのワクチン接種規模の拡大と世界経済の持続的回復に伴う外部需要の増加が、中国の対外貿易の持続的回復をけん引した。各国の経済回復が国際貿易を後押しした。1~6月の輸出額は、対米国が前年同期比31.7%増、対欧州連合(EU)が同25.5%増、対東南アジア諸国連合(ASEAN)が同27.8%増、対中南米が同47%増、対アフリカが同27.7%増だった。

 もちろん、昨年同期が低水準だったことや国際市場で大口商品の価格が上昇したことが、1~6月の輸出入を一定程度けん引したことにも目を向けなければならない。新型コロナウイルス感染症が今も世界各地で流行しているのに加えて、地政学的な要素による影響もあり、対外貿易の発展にはまだ多くの不確実・不安定な要素がある。(CRI論説員)

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