北京
PM2.577
3/-2
中国の習近平国家主席は28日北京で、ロシアのプーチン大統領とオンラインで会談した。両国首脳は共同声明で「中ロ善隣友好協力条約」の延長が正式に決定したことを発表した。コロナ禍により世界的な競い合いが激化する中で、条約延長は、中ロ新時代の全面的戦略協力パートナーシップの強大な生命力を証明し、世界の安全・安定の維持・擁護にプラスのエネルギーを注入する。
20年来の中ロの協力は終始、非同盟・不対抗・第三国を狙わないとの立場を堅持し、互いの核心的利益を尊重し合い、真新しい世界大国の付き合い方を実践してきた。目下の国際政治・経済情勢が複雑さと厳しさを増す中で、条約の内容は「時代遅れ」でないだけでなく、新たな意味が加わっている。
一部の西側諸国は、冷戦思考と地政学的競争を固持して絶えず中ロを封じ込める行動を取っている。中ロ首脳による会談と双方が発表した共同声明は、覇権主義と一国主義への反対を明確に表明し、互いの核心的利益に対する揺るぎない支持を表明した。プーチン大統領は、中国共産党創立100周年を熱烈に祝い、中国による2022年北京冬季五輪・パラ開催の成功に支持を表明した。
中ロは、国連安全保障理事会の常任理事国として、「世界はどのような国際秩序を求めているのか」「真の多国間主義とはどのようなものか」などの重要な問題において、高度な共通認識を持っている。中ロが共同で守るのは公平で合理的な国際秩序であり、維持・擁護するのは世界の圧倒的多数の国々の共通利益だ。
ロシアが必要としているのは繁栄し安定した中国であり、中国が必要としているのは強大で成功したロシアだ。これは実践によって証明されている。そして世界は、中ロという二つの大国がプラスのエネルギーを注入し、安定性をもたらすことを求めている。人類の発展が多重の危機に直面する中、中ロの戦略的協力が緊密であるほど、世界はより安全で安定したものとなる。(CRI論説員)