北京
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中国共産党創立100周年を迎えるに当たり、中国共産党中央委員会が人民のために傑出した貢献をした中国共産党員を盛大に表彰し、「七一勲章」を授与することを決定しました。「七一勲章」とはいったいどんなものなのか?その制作にはどんな特徴があるのでしょうか。
「七一勲章」は中国共産党内で最高の栄誉であり、素朴さと重厚さを主なデザインコンセプトとしています。勲章の直径は65ミリで、章体は党の徽章、五角星、旗、記念碑と光の筋、ひまわり、山河、縁起の良い雲など、共産主義の理想と信念を含むとともに中国の伝統文化を受け継ぐ古典的な要素から成っています。
勲章の製造プロセスには冷間プレス成形、花糸の象眼細工、彩糸の錦織などの工芸技術が用いられているほか、製錬、プレス、型取り、鋳造、電気メッキ、エナメル加工など10以上の作業工程を経ており、ハンドメイドの部分が60%を占めています。そのうちの花糸象眼とロストワックス鋳造は中国の伝統的な手工芸技術に由来しています。
花糸をはめ込むプロセスは、職人が手作業で丹精込めて編んだ花糸を勲章の指定された位置にはめ込みます。この技術は2000年以上前の中国古代春秋戦国時代に起源を持つ中国の無形文化遺産であり、このプロセスは勲章を作る過程で最も複雑で精緻な工程でもあります。
一つ一つの勲章には、職人の精巧な技量としたたる汗が注がれており、無私の精神で奉仕する傑出した共産党員に対する人民の敬慕と敬愛が込められています。(雲、坂下)