【CRI時評】海南自由貿易港法を読み解けば、開放に対する中国の決意の大きさが分かる

2021-06-22 15:35  CRI

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 北京市内で21日に開催された記者会見では多くの中国政府関係者が、このほど施行が発表された海南自由貿易港法について詳細な説明をした。「中国は揺らぐことなく改革開放を拡大し、経済のグローバル化を推進する」との明確なシグナルが発せられた。

 海南での自由貿易港の建設は、中国の最高指導者である習近平国家主席が自ら企画し、自ら署名し、自ら推進する、改革開放の重要な措置だ。中国は新型コロナウイルス感染症やグローバル化に逆行する動きの台頭に直面しても、一貫して既定のリズムに基づいて関連する作業を推進している。

 海南自由貿易港法の制定は、政策措置を法律規範に転化する重要なステップであり、法治を自由港建設に先行させることの、主たる具現化だ。

 海南自由港建設の重点は、貿易と投資の自由さと利便性だ。海南自由貿易港法はそれぞれ専門の章を設けてそれらを定めた。同法は、「簡易税制・ゼロ関税・低税率」を大原則とする税制度も定めた。法治とは最良のビジネス環境だ。海南自由貿易港法が出現したことからは、より魅力的なビジネス環境が構築され、企業、特に外資企業が長期にわたり海南に根を下ろす決意と自信をさらに増強することが見て取れる。企業には大量の投資機会と豊かな利益がもたらされることになる。

 開放拡大と同時に、危機管理も同様に重要であることも、指摘せねばならない。中国はまさにリスク防止の最低ラインをしっかりと守りつつ、ここ数年、規則、規制、管理、標準などの制度型開放の推進に注力している。海南自由貿易港法の登場は、中国が制度型開放の分野で新たな歩みを踏み出したことを意味する。

 法治の道を歩む海南自由港の建設は、既定の目標に向け安定して前進すると予測できる。そのことは世界に対して、中国は開放の大門を閉ざすことはなく、ますます大きく広げる動きだけがあることを明示する。世界はそこからさらに多くの発展のチャンスを得ることになる。(CRI論説員)

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