北京
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四川省政府と重慶市政府の共催による成都・重慶地域ダブル・シティー経済圏のグローバル投資促進プロモーションが17日、上海で開催されました。
このプロモーションは「ダブル・シティー経済圏をともに建設し、発展の新チャンスを共有すること」をテーマとして、東部沿岸長江デルタ地域の内外の有名企業、業界団体、外国の在上海領事館を対象に、四川省成都市と直轄市の重慶市を中心とするダブル・シティー地域への投資誘致活動を実施するものです。
同プロモーションに伴って開催される会議には、米国、日本、韓国、シンガポールなどの国や香港特別行政区などからの有名企業が110社以上、さらに業界団体、外国の在中国領事館、また経済・貿易・投資に関係する四川省と重慶市の政府機関、および四川省の瀘州市、遂寧市や重慶市の万州区、渝北区、長寿区などダブル・シティー経済圏内にある16地方の代表が出席しました。
成都・重慶地域ダブル・シティー経済圏は長江上流流域の四川盆地に位置しており、成都市は盆地西部、重慶市は東部にあります。
重慶
国務院が「成(成都市)渝(重慶市の略称)経済区区域計画」を承認したのは2011年4月で、重慶市政府と四川省政府は2015年5月に、双方の交通、情報、市場の一体化を目指す協力覚書を締結しました。同年12月には重慶市と成都市を結ぶ初の高速鉄道(総延長299キロ)が開通しました。
成都
2016年5月に発表された国家発展改革委員会と住宅・都市農村建設部による「成渝都市群発展計画」は、両都市を全国の重要な現代的産業基地および内陸部の開放型経済戦略の重要拠点と位置づけました。
中国共産党中央政治局は2020年10月に開催した会議で、「成渝地区ダブル・シティー経済圏建設計画綱要」を審議しました。
2020年には重慶市の域内総生産は(GDP)2兆5000億元を、成都市のGDPは1兆7000億元を、それぞれ突破しました。(ジョウ、鈴木)