北京
PM2.577
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新型コロナウイルスの起源調査を巡って、米国は最近になり改めて、あおり立てを始めた。米国のメディア、政治家、情報部門などの「役者」がドーランを塗りたくって舞台に登り、声を合わせて、中国に濡れ衣を着せる茶番劇を再び演じ始めた。
彼らが舞台に現れたとたんに、見覚えのあるパターンが見せつけられることになった。まずは「ウォール・ストリート・ジャーナル」が秘密情報を得たと称して、世界保健機関の総会の直前に、新型コロナウイルス感染症の発生源を武漢の実験室に意図的に結びつける文章を発表した。その後、一部の米国メディアも追随してあおり立て、デマを拡散した。すぐさま米国の政治家が登場し、いわゆる「民衆の圧力」を理由に、調査に介入するよう情報機関に命じた。こうして中国に汚名を着せようと策謀する茶番劇が再び始まった。
同じ手口で同じ筋書き――外部世界にとっては見慣れたものだ。例えば、米国は新疆の問題について同様に、「うその連鎖」を行った。いわゆるシンクタンクの専門家のずさんなリポートや、メディアによるあおり立ての追随、政治家の威嚇発言などだ。違いと言えば、必要に応じて「役者」が少々入れ替わることだけだ。
米国の一部の者はウイルスの起源問題において、使い古した手口を繰り返している。抜け穴だらけであろうが、多くの人に後ろ指を指されようが、かたくなに中国に罪を着せようとする。これは完全に、横暴な覇権主義のやり方だ。
茶番はあくまでも茶番だ。波風を巻き起こすことも世界をだますこともできない。米国情報機関の代わり映えのしない拙劣な手法を、世界はとっくに見透かしている。WHOはウイルスの起源調査作業が政治により「毒されている」と、繰り返し警告している。多くのアナリストが、米国の政治家が情報機関にウイルスの起源調査を主導させることは、全くの「反科学」だと直接批判している。
うそに基づいて導かれた結論を信じる者はいない。米国の一部の者の政治的操作は、感染症に対抗する全世界の努力を破壊するだけでなく、自らの道義を損ね、自らの信望を破壊する。(CRI論説員)