北京
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23/19
第74回世界保健総会(WHA)の総務委員会と全体会合は24日、一部の国が提出した「台湾をオブザーバーとしてWHAに招待する」との提案を総会の協議事項に入れることを拒絶する決定をそれぞれ行った。「一つの中国」原則への挑発は許さず、同原則に挑発するいかなる企ても必ず失敗するということが改めて示された。
中国台湾地区のWHA参加は、「一つの中国」原則に基づいて処理されなければならない。これは、国連総会第2758号決議とWHA25.1号決議に記された基本原則だ。
台湾地区は2009年から2016年まで「中華台北」の名義とオブザーバーの身分でWHAに参加した。これは、両岸が共に、「一つの中国」原則を具現化した「九二共識(92年コンセンサス)」を堅持した上で、協議により行われた特別な配慮によるものだ。だが台湾民進党は2016年に政権を取って以来、「九二共識」を認めるのを拒み、かたくなに「台湾独立」の立場を取っているため、台湾地区のWHA参加には政治的基盤が存在しなくなった。言い換えれば、この得難い身分を失わせたのは台湾民進党当局だ。
今回のWHA開幕に先立ち、150余りの国が外交ルートを通じて、台湾地区の今年のWHA参加に同意しないという中国の決定に支持を表明した。また80余りの国がわざわざ世界保健機関(WHO)に書簡を送り、「一つの中国」原則の堅持と、台湾地区のWHA参加への反対を表明した。これこそが国際社会の人心の向かうところだ。
流れに逆らうような「台湾のWHA参加」という議題はそろそろ終演の時間だ。(CRI論説員)