北京
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1990年代に一世を風靡した日本の連続ドラマ『東京ラブストーリー(中国題:東京愛情故事)』が、舞台を中国に変えてリメイクされることが決まりました。タイトルは『東京ラブストーリー』の中国語での略称『東愛』がそのまま採用されます。脚本は、白百何(フェイ・バイ)主演の『滚蛋吧!腫瘤君(Go away Mr. tumour)』や劉若英(レネ・リウ)の監督デビュー作『後来的我們(Us And Them)』などの脚本を手掛けた袁媛(ユエン・ユエン)です。
田舎町出身の小智が大都会で仕事をするようになり、同僚の小利と出会い恋に落ちた矢先に、幼馴染の小美が現れるというストーリーで、撮影地は上海です。
1991年に日本で生まれた『東京ラブストーリー』は、中国では1995年前後に放送されました。中日関係が緊密になったことを背景に、90年代には『東京ラブストーリー』や『ひとつ屋根の下』を筆頭に、さまざまな日本のドラマが中国のお茶の間に登場し、文化交流の面でも大きな役割を果たしました。中でも、一番人気が高かったのがこの『東京ラブストーリー』です。25年たってからのリメイクの動きからも、その人気が垣間見えることでしょう。ヒロイン役の赤名リカを演じた鈴木保奈美も、この作品をきっかけに中国では広く知られており、2017年の北京国際映画祭の記者会見に登場した際には新作より『東京ラブストーリー』にまつわる質問が多かったことも印象的でした。(ミン・イヒョウ、謙)