北京
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林松添会長
山東省の複数の都市で開催されているイベント「中日韓マッチング協力発展in山東」に合わせ、中国人民対外友好協会の林松添会長は25日午後、済南市で3カ国のメディアを招き記者会見を行いました。
中国人民対外友好協会と山東省政府の共催による「中日韓マッチング協力発展in山東」では、3カ国の代表が26日に孔子の故郷・曲阜を訪問する日程が組まれています。韓国メディアからこの訪問を企画した理由を聞かれ、林会長は「古代に生まれた儒家思想は、現代の人類文明の発展、社会的実践、国際関係に対しても指導的な意義を持っている。3カ国の企業、地方自治体の代表に儒家思想の精髄と魅力を感じてもらうとともに、3カ国政府と国民に『和』の精神を重んじ、共に困難を乗り越えるよう呼び掛けるのが目的だ」と説明しました。
記者会見の様子
日本の記者から「中米関係が不安定な中、なぜ日本と韓国を対象とするイベントを開催したのか」との質問を受け、林会長は「『中日韓マッチング協力発展in山東』は、3カ国の企業同士、地方自治体同士の協力に場を提供するために昨年秋に企画したもので、中米関係とは関係がない。今回は中国の地方で初めてこのようなイベントを主催したが、とても良い効果が得られた。今後はこのようなイベントを一つのメカニズムにして、中国と外国の企業と中国の地方との発展のマッチングをサポートしていく」と述べました。
さらに、中国メディアから、中日韓3カ国の世論調査で互いに対する好感度が低迷していることへの解決策を聞かれた林会長は、「好感度の低迷には歴史的な原因もあれば、現実的な原因もある。その背後には、国民同士の相互理解が不足していることや、一部の国の民意が政治化され、西側に毒されていること、世界の発展の大勢について理性的な正しい認識が欠けていることがある。3カ国の政府と国民が歩み寄っていけば、互いに対する好感度も上昇し、平和共存、共同繁栄の時代を迎えられると信じている」と話しました。(取材:斉鵬)