北京
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2020年11月20日にドラえもん50周年記念作品として日本で公開された『STAND BY ME ドラえもん 2』が今年5月28日に中国大陸で一般公開されることが決まりました。中国でのタイトルは『伴我同行2』です。
本作は第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作で、3DCGアニメとして制作されたシリーズ『STAND BY ME ドラえもん』の2作目で、前作から約6年ぶりとなるため、大いに期待されています。原作中の『おばあちゃんのおもいで』、『ぼくの生まれた日』、『45年後…』、『タマシイム・マシン』という4ストーリーを再構築したもので、のび太としずかの結婚式で起きた出来事が交差して展開する物語が描かれます。
6月1日の子供の日を見据えての公開ですが、ドラえもん自体は中国で老弱男女問わず幅広い世代に親しまれている、日本アニメの代表作と捉えられています。ドラえもんの漫画が中国で初めて出版されたのは1980年代のこと、当時のタイトルは「機器猫(ロボットネコ)」でした。当時、「漫画は子供の読み物」という先入観があった中国では子供の間でしか人気が出なかったため、ドラえもん映画は子供の日に合わせて公開されることが多くなっています。しかし実際のところは、1991年のアニメ放送開始によって、「ドラえもんは」幅広い層に知れわたり、ファンを大勢獲得しています。
2015年5月28日に中国大陸で封切られた『STAND BY ME ドラえもん』は、初動記録2億4000万元(約47億円)、最終興行5億3千万元(約100億円)と、当時、中国で公開された日本映画として歴代1位の記録を残しました。6年ぶりとなるシリーズの新作が前作を超えるヒットとなるか楽しみです。(ミン・イヒョウ、謙)