北京
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CMG(チャイナメディアグループ)による「清明節特集演奏会」が先週の週末にCGTN音楽チャンネルで放送され、複数の若者演奏家と人気バントが美しい春のメロディーを奏でました。今回の中国メロディーはそんな演奏会の様子を抜粋してお届いたします。
琵琶曲「追憶」
「清明節特集演奏会」では、どの曲の後ろにも感動的な物語があり、絵巻が隠されているようでした。
琵琶曲「追憶」は、清明節の江南水郷の小雨がしとしと降る様子を描いています。ピアノの優しいイントロは、琵琶が奏でた緩やかな旋律を引き出し、橋の上に立って遠くを眺めている美しい少女が浮かんでくるようです。彼女は好きな人の出現を待っているかのようでもあり、また昔の美しい時間を思い出しているかのようでもあります。
「犬夜叉」の挿入歌「時代を越える想い」
清明節特集の演奏会では、東方融合楽団が演奏した日本アニメ「犬夜叉」の挿入歌「時代を越える想い」が、その優美な東洋の趣で多くの人の心を打ちました。音楽は主人公の犬夜叉と日暮かごめの深い愛情を描いています。二人は異なる時空にいても心を通わせ、互いの鼓動や呼吸、さらには心の対話、相手を感じ取ることができます。音楽が鳴り響く中、恋しい思いは時空を超えて思いを寄せる人を目の前に幻影として映し出します。
「雾漫青山(雲に包まれる青々とした山々)」
清明節特集演奏会のトリを飾ったのは、文子洋作曲の「雾漫青山(雲に包まれる青々とした山々)」という楽曲で、緑豊かな山々が雲に煙る不思議な光景を描いています。
1998年生まれの文子洋は現在中央音楽院5年生ですが、彼の音楽作品は国際コンクールで何度も受賞しています。この作品で文子洋は故郷四川省の民間音楽と西洋音楽を融合させています。