北京
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23/19
中国当局が13日発表した今年第1四半期(1~3月期)の対外貿易輸出入データによると、貨物貿易輸出入総額は前年同期比29.2%増加した。うち輸出は38.7%増、輸入は19.3%増だった。中国の第1四半期の対外貿易の運行は、昨年第4四半期(10~12月期)からの回復的成長の勢いが続いている。
中国の対外貿易が現在、「規模の安定・質の向上」にある要因として次のことが挙げられる。輸出面では、新型コロナウイルスのワクチン接種が進むにつれて、世界経済の回復に良好な勢いが現れている。外需の改善が、中国の輸出の急速な成長を力強く後押ししている。輸入面では、中国の工業生産、投資、消費が回復を続け、輸入の回復を後押ししている。さらに重要なのは、中国の効果的かつ統一的な感染症予防・抑制と経済の発展が、対外貿易の継続的かつ安定的な運行にとって力強い支えとなっていることだ。
まず、中国の貿易の地域分布はよりバランスの取れたものへと変わりつつある。同時に外部は、今回の対外貿易の成績表から、中国がより高レベルの開放を継続・推進することによってもたらされる好影響をはっきりと目にしている。
開放は中国に利をもたらし、世界にも利をもたらす。中国の対外貿易輸出入の目を引くような成績から、協力・ウィンウィンの力をはっきりと見ることができる。
新型コロナウイルス感染症は今も全世界で流行しているため、世界経済の情勢は依然として複雑で厳しく、対外貿易の発展も多くの不安定・不確定な要素に直面している。中国にとって重要なのは、自身のことをしっかりと行い、規定のリズムに従って改革開放を推進し、より多くの有利な条件を創出して対外貿易の上向きを保ち、世界経済の着実な回復を助けることだ。(CRI論説員)