北京
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「中国のイスラム教徒の人々の幸福に対して懸念を装った米国への唯一の合理的な反応は、大笑、嘲笑、そして冷笑だ」。新疆の人権を理由として中国に制裁を科した米国の偽りとでたらめを、ロシアメディアRTのウェブサイトはこのほど鋭く指摘している。
確かに、自国のますますひどくなる人種差別を見て見ぬ振りをしている米国などの西側の一部の政治家が、遠く離れた中国の新疆の民衆の人権を懸念することなどできるだろうか。
米国では18世紀初頭、綿花プランテーションの急拡大に伴い、大量の黒人が南部へ売られて綿摘みに従事させられた。彼らはプランテーション経営者にむち打たれながら労働を強いられ、収入もなく、死よりつらい暮らしを送った。この暗い歴史は、米国で数百年続いた奴隷制度の歴史の一部であり、現在の米国における包括的、体系的、持続的な人種差別の主な根源でもある。
米国は「反テロ」の名の下に、アフガニスタン、シリア、イラクで戦争を起こし、数千万ものイスラム教徒を路頭に迷わせ、一家を離散させた。新型コロナ流行期も、米国はイランなどの国々に限界まで圧力をかけ続け、経済不況と言葉では言い表せないほどの民衆の苦しみを引き起こしている。
新疆のイスラム教徒に「格別の懸念」を示す背後にある政治的たくらみは誰の目にも明らかだ。彼らが本当にやりたいのは、新疆の綿織物労働者の仕事を失わせ、新疆の安定を破壊し、中国の発展を妨げることだ。
新疆の民衆はこの点をとうに看破している。中国で29日に開かれた新疆問題関連の記者会見で、出席者は、新疆について、少数民族の人々の数は増え続け、各民族人民は調和が取れて共存し、西側の言うような「ジェノサイド(民族大量虐殺)」などは全くのでたらめであり、「強制労働」などの行為はまるっきり存在しないと指摘している。
流言は智者に止まる。「新疆問題で中国をけん制する」という米国などの西側の一部の政治家のたくらみは、全世界に看破され、中国側の断固たる反撃を受けている。西側の一部のメディアと企業は、そうした政治家にだまされたり押し流されたり、甘んじて彼らの手先を務めたりしてはならない。米国などの西側による新疆を巡るこのうそに満ちた出し物はそろそろ終わり時だ。(CRI論説員)