北京
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ライフマガジン:春闘ではなく「春転」
話題一:中国の独身貴族
「低欲望社会」や「無縁社会」というキーワードに象徴される日本の単身社会とは異なって、中国の一人暮らしの人たちは生活の質に対する要求がますます高くなっています。中国の一人暮らしの独身者には「高消費、低貯蓄」という特徴がよくみられます。貯金より、生活の質を重んじるようになっています。彼らは価格にはそれほど敏感でなく、快適さや便利なショッピング環境を求め、通常の値下げやキャンペーンにはそれほど注意を払っていません。これから、『おひとり様経済』の進展には目が離せませんね。
話題二:ダブルワーク青年
「ダブルワーク青年」は、『両棲青年』とも言います。本業以外にも、副業を持つ若者のことを指します。今や、新職業の登場によって、若者が個人としてのキャリアの発展の可能性が広がっています。ここ2年間、より多くの若者たちが「ダブルワーク青年」の仲間に入りました。「ダブル」の規模がどんどん拡大し、「ダブルワーク」は若者の間では当たり前の現象となっています。
話題三:スラッシャーな生活
オフィスビルで働くホワイトカラー、スポーツジムのコーチ、ラジオのパーソナリティ、フリーライターなど、一見、何の関わりもないような肩書きを、現代の若者は自由に組み合わせ、いくつもの役割をこなしています。複数の職業や立場をもつ人は、「スラッシャー」と呼ばれます。先ほど紹介下ダブルワーク青年とほぼ似ています。
話題四:中国若者の春の転職
新年を迎え決意を新たにしている人も多いのです。就業者のうち、春節後に転職の計画がある人の割合は48%に達しました。そのうち、58%は業界内での転職を希望し、31%は業界を変えることを希望しています。一部の就業者は、転職を通して、キャリアアップすることを目指していますが、大半の就業者は保守的で、知識や人脈をそのまま使える業界内で新しい仕事を探すことを希望しているということです。あた、一部の就業者は、別のジャンル、分野で仕事の機会を探そうとしています。