北京
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中国の最高権力機関は11日、「香港特別行政区の選挙制度改善に関する全国人民代表大会の決定(以下『決定』と)略」を採択した。
ある時期以降、香港で発生した出来事は、日々「民主」のスローガンを叫んでいた反中および香港を乱すそれらの勢力が、まさに香港の民主の破壊者だったことを既に証明している。彼らは香港の従来の選挙制度の盲点を突いて、さまざまな選挙を操作して特別行政区の管理の枠組みに入り込み、特別行政区立法会の運営をまひさせ、特別行政区政府の法に基づいた施政を妨害し、香港市民の民主的権利の行使に深刻な損害を与えてきた。
香港は中国の一つの地方行政区域であり、中国の最高権力機関が権力と責任に基づいて、憲法レベルで香港特別行政区の選挙制度に改善を加え、「愛国者が香港を治める」のを保証することは、香港の民主制度の発展を力強く擁護するものだ。「決定」の内容からは、中国の中央政府が香港の民主制度の発展を推進する決意を見いだすことができる。選挙委員会制度を例にとると、それは香港の選挙制度の核心であり、「決定」はその構成と職能のいずれをも調整している。
構成から見ると、今後の香港選挙委員会は五つの階層から成る計1500人の委員で構成される。これは従来の選挙委員会が四つの階層から成る1200人の委員で構成されていたのに比べ、その代表する範囲がさらに広げられ、バランスのとれた参加の原則を体現しており、香港社会の各層を団結させ、香港社会全体の利益を擁護する上でプラスに働く。
職能から見ると、選挙委員会は行政長官の指名と選出というこれまでの職能の外、立法会の一部の議員の選出および立法会議員候補者の指名という新たな職能を与えられている。この変化は香港の民主制度の発展にとっても同様に重大な意義を持っている。特定の階層や地域あるいは政治団体の利益に左右されない人選をするのに効果的であり、職務を遂行する上で香港の住民全体の利益をより良く保障することができる。
世界的に見て、その国、その土地の実情に応じて選挙制度を改革し改善を加えることは世界の民主発展の普遍的な傾向だ。(CRI論説員)