北京
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中国の王毅国務委員兼外交部長は7日の記者会見で、「中国製であろうと、外国製であろうと、安全かつ信頼できるものであれば、良いワクチンだ。能力を備えるすべての国が尽力して、各国人民がワクチンを入手でき、使用できるようにしなければならない」と指摘した。
この態度表明は、「ワクチンを世界の公共財にする」という中国の約束として脈々と受け継がれてきたものだ。
17種類のワクチンが臨床試験段階に入り、60余りの国が使用を許可した。急ぎ必要とする69の発展途上国へワクチンを無償援助し、43の国へワクチンを輸出した。さらに各国の平和維持活動要員へワクチンを寄贈し、オリンピック出場選手へワクチンを提供する用意もある。中国は絶えず実際の行動で世界への約束を果たしている。
こうした取り組みは、ワクチンを買い占めて「ワクチンデバイド(格差)」を人為的に作り出す一部の先進国のやり方を見劣るものとし、また中国のワクチンの信用を傷つけようとする政治的試みによるデマも潰走させている。
もちろん、感染症との戦いは、中国など少数の国頼みでは不十分だ。能力を備えるすべての国が、必要とする国、特に発展途上国へワクチンを提供して、世界が感染症との戦いに打ち勝つのを助けることが望まれる。(CRI論説員)