北京
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23/19
春節(旧正月)は中国人にとって1年で最も重要な祝日だ。例年なら、故郷を離れて1年間奮闘した人々は帰省して一家だんらんを楽しむことになるが、今年は、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制の必要性から多くの人々が積極的に政府の呼び掛けに応じて「今いる場所で年越し」を選んでいる。
遠く離れた家族がオンラインで同時に食事し新年のあいさつを交わす。便利なインターネットで遠くの身内に年越し用品を送る。各自の写真をアップロードして家族の集合写真に合成する。オンラインでのさまざまな形のだんらんが、今年の春節に例年とは異なる色合いを添えている。
今年の春節を今いる場所で過ごし、オンラインでだんらんする。こうした行動は、中国の人々の団結と奉献の精神や、家と国にはせる濃厚な思いを改めて示している。
今いる場所で春節を過ごす人々の多くが職務を固守することを選んだのは、中華文化に深く根ざした奮闘の素地の現れだ。社会の秩序ある運営を守るために、エネルギー、交通など多くの業界で労働者は変わらずに自分の持ち場で黙々と奉仕している。多くの人々が心を一つにして協力し、生産を保証している。
今年は中国の旧暦の丑(うし)年だ。中華文化において、牛は勤勉、奉献、奮闘前進、力の象徴と言われる。こうした貴重な性質は今年の特別な春節において十分に示されている。離れた場所で年を越しても、人々の心はより近くにある。必ずや、さらに盛んな力を凝集して、人々が既定の発展目標に向かってしっかりと前進するのを後押しし、もっと素晴らしい未来を共に切り開くに違いない。(CRI論説員)