北京
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上海市人民対外友好協会と上海市奉賢区人民政府が指導部門となって行われる「ベートーベン生誕250周年記念コンサート及び世界のピアニストによるリレー大会」のキックオフミーティングが春節期間後に実施される予定です。この式典は本来であれば1月16日に九棵樹(上海)未来芸術センターで行われる予定で、世界的なピアニスト18名が「新年おめでとう。See you in Shanghai!!」をテーマに撮影したビデオも用意されていました。しかし、冬季から春季にかけての新型コロナ対策を確実なものとするため、主催側の決定によって延期となりました。
そこで上海市人民対外友好協会は春節を迎えるにあたり、すでに収録されたピアニストたちの動画を活用して、「音楽で国境を越えた祝福を、運命を共に未来へ向かおう」をテーマとするビデオを制作しました。ピアニストたちがオンラインで集い、国境を越えた愛を伝え、温かく真摯な新春の祝福と、素晴らしく感動的な演奏を届けました。
参加した18名のピアニストは以下の通りです。
劉詩昆(中国)、Arthur Greene(米国)、Anatoly Zatin(メキシコ)、Vlada Vassilieva(メキシコ)、Paul Shaw(ジャマイカ)、Hung-Kuan Chen(米国)、Francesco Monopoli(イタリア)、Golda Wainberg-Tatz(リトアニア)、Gianluca Luisi(イタリア)、 Dmitry Rachmanov(米国)、Robert Blocker(米国)、Pierre Reach(フランス)、Jorge Luis Prats(キューバ)、Thomas Duis(ドイツ)、Vladimir Viardo(ロシア)、Alexander Ghindin(ロシア)、Jan Jiracek von Arnim(オーストリア)、Tian Ying(米国)
ビデオには、これに対する返答として、上海音楽学院の教師と学生、上海音楽学院付属小学校の生徒が、九棵樹(上海)未来芸術センターでベートーベンの「交響曲第5番(運命)」を演奏して応える様子も収録されています。感染症が世界的に拡大する中で、人類は運命共同体であり、呉越同舟の協力が不可欠なものであるということを意味する演奏となっています。また、共に手を携えて、多国間主義の火で人類の前途を照らし、人類運命共同体の構築という目標に向かって邁進しさえすれば、さらに麗しい未来を作り上げられるに違いないとのメッセージも含まれています。
ビデオの最後では、上海音楽学院の廖昌永院長が新春の祝福を送り、ピアニストたちに感謝の意を表した上で、「花が咲く春に、上海に集まって協力と友情の音を奏でよう」と約束しました。