北京
PM2.577
23/19
米新政権の発足後、中国と米国は相次いで協力意欲を表明し、中米関係が正しい軌道に戻ることに世界の期待が高まっている。しかし最近、米国のある著名シンクタンクは報告書を発表して中米間の戦略的対立をあおり立て、ポンペオ前国務長官も、バイデン政権の外交政策により、米国は「中国にいじめられる」ことになると発言している。その意図は、中国と米国を徹底した対抗に向かわせることだ。
この「対中新戦略」報告書は、米前政権が中国を攻撃する決まり文句を集め、「中国の脅威」を公然と言い立て、中国封じ込めを騒ぎ立てている。その究極の目的は、米国の覇権的地位を守ることだ。
同報告書は、新政権発足時を選んで発表された。米国の対中政策を束縛しようとする意図は誰の目にも明らかだ。過去4年間の米政権による反中政策の痛ましい教訓を全く学んでおらず、一心不乱に対抗をあおり立て、米国を孤立へと向かわせるものだ。「米国の右翼勢力こそが米国最大の敵だ」と一部のアナリストが指摘する理由でもある。米誌ナショナル・インタレストは、同報告書について「中米両国の戦略に対する戦略的な読み誤りが存在する」と評している。
今日の世界においては、冷戦、熱戦、貿易戦争、テック戦争のいずれであっても、真の勝者は存在しない。米新政権は中国との協力意欲を繰り返し表明しており、中米関係の新しいページが開かれることに外部は注目している。人々が期待するのは、米新政権が誠意と善意をもって中国と共に、中米関係改善に取り組むことだ。(CRI論説員)