北京
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【ちょっと気になる】
共享员工(gòngxiǎng yuángōng)従業員シェアリング
特殊な時期に雇用が不足、あるいは過剰になることを防ぐために、異なる雇用主の間で余剰労働力をシェアするという新しい雇用モデルです。
本人の意思を尊重すること、各側の協議の上で行うこと、そして何より、シェア自体は営利目的でないという点が大きな特徴です。
これによって、労働力が過剰な企業と、逆に不足している企業、そして待機している従業員という三者の差し迫った状況を同時に解決できるというものです。
この雇用モデルが初めて現れたのは、2020年、新型コロナウイルス感染症が拡大する中でした。感染対策として、大規模な人員の流動や集合が抑えられる中、フル稼働ができない労働力集中型企業では従業員が一部余剰していました。一方で、外出を自粛したために宅配便やデリバリーの需要が高まったことで、こうした配達員は不足しました。「共享员工」はこのような背景下で生まれました。
2021年は感染拡大防止のために、今いる場所で春節を過ごすことが呼びかけられ、例年のような帰省ラッシュは見かけられなくなっています。一方で、鉄道会社ではそのために従業員の余剰が出ています。上海のある鉄道サービス会社は、30%から40%の従業員の段階的余剰が出ていて、従業員は収入減に悩んでいました。一方、ある電子業界の企業は春季の生産拡大によって、雇用不足が出ています。業界が異なりますが、3日間のトレーニングを経て、テストに合格した人が持ち場に就くようになりました。これで、問題の解決になりました。
「共享员工」という応急の従業員シェアリングモデルは、今後、国、社会、企業、個人の多者協力によるウインウインの新しい雇用モデルとして整備されていくでしょう。
【キーワード】
蝶变(diébiàn)と蜕变(tuìbiàn) 変化する 変質する
〈意味〉
「蝶变」は蝶々の幼虫が蛹(さなぎ)を経て成虫へ変化する過程を指します。
「蜕变」はそもそもはセミが殻を脱ぐ過程を指しますが、転じて、人や物事が質的な変化を起こすという意味になります。
道教では、物事が一つの状態から異なる状態に変わる、しかも、両者の間に明らかな対比関係があることの喩えに使われます。苦難から再生し、様々な経験により磨かれ強くなることが「蜕变」で、「蝶变」のように平凡なものが輝くようになることも「蜕变」とも言えます。
〈使い方〉
闯出新天地 “中国制造”在创新开放中转型蝶变
(新しい道を切り開け メイド・イン・チャイナはイノベーションと開放の中で変化する)
https://news.cctv.com/2020/08/21/ARTIGWN652PuuOzECmkXTRVS200821.shtml
深圳的“史诗级”蝶变:从小渔村到国际创新之城
(深圳の叙事詩レベルの変化 小さな漁村から国際イノベーション都市へ)
https://jingji.cctv.com/2020/08/26/ARTIa6csjC0pubuUTK4khdrm200826.shtml
老厂房变身“网红”打卡地,北京城市副中心的这个小镇华丽蜕变
(かつての作業場が人気スポットへ 北京副都心の小さな町が見事に変身)
https://news.cctv.com/2020/12/17/ARTIERdcuxDUsoGMVViY21nA201217.shtml
四连胜!昔日冠军杀回来了,四年时间完成蜕变
(四連勝!かつてのチャンピオンの反撃 4年間で大変身)
https://sports.cctv.com/2020/12/17/ARTI5mMq9g6ly0DbXFGXJnt3201217.shtml