北京
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中華“老字号”巡り「古越龍山」(後編)
1997年に紹興市醸酒総公司と百年の老舗である沈永和酒場が合併したことによって生まれた中国最大の紹興酒メーカー・中国紹興黄酒グループ、そのグループ会社である「浙江古越龍山紹興酒株式会社(古越龍山)」の傘下には、瀋永和、女児紅、状元紅、鍳湖、古越龍山などの有名ブランドが揃っています。うち、特に長い歴史を持つのは1664年創業の瀋永和と、101年の歴史を持つ女児紅です。
古越龍山は黄酒の業界において、白酒の「茅台酒」と同じような存在です。そして白酒やワインと同じように近代的な生産と経営を展開しています。浙江大学と江南大学が連携して紹興酒の成分の分析と技術開発を進めているほか、紹興酒の貯蔵年数によって、3年、5年、10年、20年に分けて、異なる販売価格を設定しています。さらに、上海証券取引場に上場して投資を集め、技術開発と生産拡大に取り組んでいます。
他にも、紹興酒の技法や歴史などを保存するため、古越龍山は中国黄酒博物館を作りました。ここは紹興市の人気観光スポットにもなっています。詳しい内容については、是非、この時間の番組をお聴きください。(まとめ:任春生)