北京
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中華“老字号”巡り 紹興酒「古越龍山」(前篇)
浙江省紹興市は、省都・杭州市の東部と隣接する江南水郷の観光都市です。面積は8274平方キロ、常駐人口は503万人(2018年)で、長い歴史があり優れた人材を輩出しています。このため、紹興市には有名な観光地がたくさんあります。特に有名なのは禹陵、蘭亭、越王台、倉橋直街、魯迅故里、瀋園などです。
世界三大醸造酒はワイン、ビール、そして黄酒だと言われています。黄酒は中国独自の酒で、その琥珀色から黄酒と命名されました。黄酒は全国各地で造られていますが、その代表と言えるのが紹興市で生産される黄酒、すなわち紹興酒です。
複雑な生産プロセスを経ることで、紹興酒には甘味、酸味、苦味、辛味、旨味、渋味が生まれ、それらが融合した独特で馥郁な香りがします。黄酒は含まれる糖分によって元紅酒、加飯酒、善醸酒、香雪酒という4種類に分けられます。美味しい紹興酒を育むのは、穏やかな気候と美味しいもち米、そして鍳湖の天然水を有する紹興の恵まれた環境です。詳しくは是非、この時間の番組をお聴きください。(まとめ:任春生)