北京
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世界経済フォーラム主催の「ダボス・アジェンダ」が25日、テレビ会議の形で開かれました。中国の習近平国家主席は、北京からリモート形式で出席して、演説を行いました。
習主席は、新型コロナ対策をめぐる国際協力、多国間主義の擁護、発展途上国への支援などについて話しました。その中で、新型コロナへの対応について、「寒い冬でも春の到来はとめられず、暗い夜でも日の出を遮ることはできない」と述べました。そう信じて、各国が助け合っていけば、必ず新型コロナに打ち勝つ日が来ると思います。日本では2月からワクチン接種が始まるそうですが、いち早く効果を出して、早期にコロナを収束させてほしいと願っています。
さて、今週の番組のメニューです。
▼「ダボス・アジェンダ」での習主席の演説に対する日本側のコメント
▼2020年の中国経済データ
北京スケッチ・西城区の住宅団地で行われる集団PCR検査の様子(1月25日、平文智撮影)
<お便りありがとう!>
★名古屋市のゲンさん
中国の河北省での新型コロナの感染の様子、お見舞い申し上げます。PCR検査について、その徹底ぶりと数の多さに、いつも唖然とするほど驚きますが、国の広さを思えば、対策もダイナミックになるのだろうと想像しています。
日本の、我が名古屋も緊急事態宣言下にあり、なにもかもが中止中止。しかも親しい人の親族がアメリカで亡くなったり、私が少しだけ関わっている学校でも感染者がでたり、友人が濃厚接触者になって、検査の結果待ちで自宅から動けなくなったりと、いよいよ身近に迫ってきたと実感しているこの頃です。
四万十市の杉村さんの俳句とぴったりの、雪だるまの写真に癒されました。作る人のお人柄がでるんですねー。皆さんが投稿された俳句にも感心して、新年らしさを感じた放送でした。
★宮崎県のラジオネーム D.Dさん
オープニングの斉鵬さんの北京の雪の話から・・私は子供時代、父の転勤で"雪国"の長野県(1998冬季五輪の県)で過ごしたので、子供の時は寒さより雪で遊ぶのが楽しかったなと思い出しましたよ。“南国”宮崎出身の父も、雪の厳しい長野で雪国の人みたいに雪に強くなっていましたね。
普段は雪のない東京でも、年に一度ぐらい降雪があったりして、数センチとか、10センチ程積もる年もありました。そんな冬は家の前の路上の雪掻きとクルマの準備が大変でしたよ。東京では冬期は冬タイヤ/スタッドレス・タイヤに交換していました。
こちら宮崎県南部は殆ど雪と無縁で、たまに遠方の山に薄っすら雪が見えるぐらい(でも県北の山地は寒く積雪やスキー場もあるから不思議ですね・笑)高知県のリスナーさんの雪ダルマにはビックリ!(高知も雪が降るとは!?)北京や安徽省の今年の冬ライフも教えて下さいね!
そして小燕さんのコーナー、楽しく拝聴しました。日本列島の北から南まで満遍なく多くのリスナーがいるなと思いました。皆さん俳句や漢俳まで多数投稿され、北京放送リスナーの熱心さが凄いですね。長いベテランリスナーも多い様で、私などは新米リスナーの方です。
小燕さんから、北京にも柿の木が多いとの話に仲間意識を感じますね。日本にもありますよ、シャーベット状の柔らかい柿も。私は最初、“北京より ラジオで届く 友好の心”と浮かんだのですが、季語を入れた方がいいかな?と餃子にしました。年末にも何度か斉鵬さんの北京の餃子のトークがあったし(笑)安徽省も季語餃子でOKでしょうか?
★高知県四万十市の杉村和男さん
1月19日の放送では、妻・明美の「雪だるま」の写真と俳句をご紹介してくださって、ありがとうございました。妻、明美も、大変喜んでいます。くれぐれも、よろしく、とのことです。
私の句よりも、D.Dさんの「北京より ラジオで届く 餃子の便り」の句が優れていましたね。王小燕さんの句も素敵でしたよ。
高知県の冬が寒いことについて、NHKのローカル番組で、気象予報士の方は、次のように解説していました。
高知県は南国と言われながら、冬はそれなりに寒くなります。高知県は森林面積が多く、アスファルトやコンクリート部分が少ないため、放射冷却が強くなって、結果、寒くなっているそうです。言い換えれば、自然が豊かゆえに、冬は寒いと言うことです。
高知県の中でも、四万十市の有る高知県西部は、四国の中でも特に寒い地域です。これには2説あります。
一つは、日本海からの寒波が、四国と九州の間の豊後水道を抜けて、直接、吹き付けるという説。
もう一つは、高知県と愛媛県境にある、標高1000メートル超す山々(四国カルストや鬼が城山系(おにがじょうさんけい)にかかる雪雲が高知県西部に下りてくるという説です。
添付写真は、四万十川の雪景色です。1月10日の撮影です。
★北海道石狩市の上田知晴さん
全国の皆様はやっぱり素晴らしい句を詠まれますね。さすがです。特に四万十市の杉村さんの句を拝聴して、そして、KANKANで拝読して、私は、懐かしさを感じつつもその風景に羨ましさも感じた次第です。
「菜の花を 白く彩る ぼたん雪」
そうなんです。当地北海道では雪が降ると1面が真っ白になってしまいます。菜の花畑に雪が降り積もって緑と黄色そして白、こんな色のコントラストは一度、雪が降ると一面真っ白になってしまう北海道では絶対に見られない風景なのです。なので、この風景を目の当たりにされている杉村さんをとても羨ましく思った次第です。
又、「雨無情 溶けゆく雪の はかなさよ」
この句で、私は子供の頃に故郷大阪で降った雪のことを思い出しました。向こうの雪は雨が降れば、こちらみたいに凍らずに、すぐに溶けますし、又、道端に除けておけば勝手に溶けてしまいます。北海道で雪は簡単に溶けてくれませんので、先日は雪を見てすぐに除雪なんて句を詠みましたが、雪はすぐに溶けてしまう儚いものなのでした。そんなことが子供の頃の懐かしい風景とともに目の前に甦ってきました。杉村さん、本当にありがとうございました。杉村さんに思い起こして頂いた懐かしさをお伝えしたいと思いましたら、イタズラ心がムクムクと湧き上がってきて、また17個の漢字を並べてみたくなりました。そこで詠んでみたのがこれです。
「雪中観応用 四万十之句回望 遠望我故郷」
(雪の中で見たKANKANのアプリ 四万十の句に振り返りしは、遠くに望みし我が故郷)
ほんと〜〜〜〜うにお粗末様でした。今回は心が豊かになれるひと時をお届けくださり本当にありがとうございました。この漢俳、前回は表意文字の漢字17個を使ってお伝えするのでより深い意味をお伝えできるのではないかとお便りに書かせて頂きましたが、それを、それぞれの漢字が持っている意味も使ってお伝えできるので、17個の音だけでお伝えするよりもよりお伝えしやすいと訂正させてください。今、詠んでみて特に強くそう感じました。この点において、漢俳はとても楽しく取り組むことができます。これからもこの漢俳について様々な情報をまた、お伝え頂ければ幸いです。
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