北京
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中国の習近平国家主席は25日夜、世界経済フォーラム(WEF)「ダボス・アジェンダ」に北京からオンラインで出席し、特別スピーチを行って、時代の課題を深く分析し、「世界はどのような多国間主義を必要としているのか」という、今この時代が問われている問題に系統的に回答した。
現在、国際的なパワーバランスの変動や世界情勢の激動を背景に、世界の平和と発展が一国主義や保護主義の台頭に脅かされている。習近平主席はスピーチの中で「多国間主義の名の下に、一国主義を行うことはできない」「『選択的多国間主義』は我々の選択にはなりえない」「21世紀の多国間主義は原則の上に立った未来志向なものでなければならない」と明確に指摘した。この一連の論断は多国間主義を実践する方法について抜本的な役割を果たすだけでなく、時代の変化に対応して発展する多国間主義の重要性をも指摘している。「カザフスタン産業ニュース」のシェリック・コルゾンバエフ編集長は多国間主義の実践についての習近平主席の詳細な説明は全世界に発展の方向性を指し示していると評価している。
多国間主義を擁護するために、中国は自らの主張を行動にも反映させていく。感染症防止に対する国際的な協力、ウィンウィンの開放戦略、持続可能な発展の促進、科学技術革新の推進、新たな形の国際関係構築推進への積極的な関与の継続。習近平主席がスピーチの中で宣言したこれら一連の措置は、多国間主義を堅持する大国の決意と努力を国際社会に十分に感じ取らせた。南アフリカのウィットウォーターズランド大学経済ビジネス学部のジャニー・ロッソウ学部長は、中国は全世界の協力を促進する上で重要な役割を果たして来ており、今後さらに多くの貢献をするものと信じていると評価している。
歴史は進んでおり、世界は過去に戻ることはできない。まさに習近平主席が述べたように、「今日我々が下すすべての決定、我々がとるすべての行動が今後の世界の将来を決定するだろう」。多国間主義を擁護し、「相談して物事を行う」ことを要点とした多国間主義の実践を堅持することが、人類の進む道筋を照らす正しい選択であることに疑いはない。(CRI論説員)