北京
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新型コロナウイルス感染症による疫病が発生して以来、ワクチンへの期待は止まない。中国を含む世界各地の科学研究者は時間と競い、「常軌を逸する」スピードでワクチンの研究開発に全力を挙げている。2020年12月30日、中国医薬集団(シノファーム)傘下の中国生物が開発した不活化ワクチンが条件付きで発売を開始。国内で段階的にワクチン接種を推進すると同時に、中国は力強い資源を中国のワクチンを必要とし、認可している国に分配し始めた。
1月10日、セーシェルのラムカラワン大統領は中国医薬集団(シノファーム)の新型コロナワクチンを接種した。続いてインドネシア・ジャカルタの大統領府で13日、同国のジョコ大統領が中国産ワクチンを接種。同時に、その過程はインドネシア全土に中継された。大統領の医師チームはカメラに向かってワクチンの包装箱を見せた後、ジョコ大統領の左腕に接種した。また、トルコのエルドアン大統領は14日、首都アンカラで中国科興公司が開発したワクチンを接種した。わずか4日間で、3カ国の元首が率先して接種する形で中国のワクチンを評価したと言える。
寒風の中、中国から輸送される100万本のワクチンを空港で自ら出迎えたセルビアのブチッチ大統領のニュースは、国内外のネットユーザーにとって印象深い。ブチッチ大統領は地元テレビのインタビューで、「中国産ワクチンの品質はすべてのワクチンの中で最も良い」と胸を張って述べた。また、西側諸国がワクチンを大量に調達し、発展途上国にシェアしないことを直接非難した。同時に、ブチッチ大統領は今後数日以内に中国のワクチンを接種することを改めて表明した。
ブチッチ大統領の話から多くの外国元首が中国産ワクチンを評価する理由を見いだすことができる。これらの外国元首が絶賛しているのは、中国産ワクチンの質の高さだけでなく、予防抑制における国際協力への中国の積極的な態度も含まれている。
北京時間25日夜に開催された世界経済フォーラム(WEF)主催の「ダボス・アジェンダ」で習近平国家主席は演説を行い、中国が引き続き国際的な予防抑制協力に積極的に参加することを改めて強調した。その中で、とりわけワクチンの研究開発、生産、分配の協力を強化し、ワクチンが各国人民が使用でき、受け入れられる公共製品になるようにしなければならないと指摘した。
人類が直面しているすべてのグローバルな問題は、いかなる国も孤軍奮闘では太刀打ち出来ず、グローバルな行動、グローバルな対応、グローバルな協力を展開しなければならない。突如現れた新型コロナを前に、米国と西側諸国は世論を利用して中国を攻撃した。複雑に入り組んだ国際・国内情勢の下で、中国は終始人類運命共同体の理念を堅持し、積極的に国際協力を展開し、行動を通して他国の尊重と信頼を勝ち取っている。現在に至るまで、中国はすでに150余りの国と13の国際組織に支援を提供し、必要な国のために36の医療専門家グループを派遣し、ワクチンの国際協力を積極的に支持し、参与してきた。中国と国際協力の歩みは止まるどころか、加速する一方だ。協力でしか疫病に打ち勝つことはできない。習主席が演説で述べたように、冬は春の足取りを阻むことはできず、夜は夜明けの光を遮ることはできない。人類は必ず疫病に打ち勝ち、災いとの闘いの中で成長・進歩し、再び生まれ変わることができるに違いない。(CRI日本語部論説員)