北京
PM2.577
23/19
米紙ワシントン・ポストは6日、「『ピノキオ』ポンペオは過去4年間の歴史を書き換えようとしている」と題する文章を発表し、ポンペオ米国務長官は、新たな虚言をもって新たな1年を始めたと指摘した。同文章は、米国は4年前より「さらに安全」であると一度ならず述べていることを虚言の典型とした。現在の米国は、はたして、4年前よりも安全なのか。それとも人々は不安を感じているのか。事実こそが最もよい答案だ。
最も基本的な人権とは生命の安全だ。しかし世界の目に入っているのは何であろうか。新型コロナウイルスの流行により、すでに35万人以上の米国人の命が失われた。研究機関の予想によれば、米国では今後、新型コロナウイルスのために新たに11万5000人の死者が出るという。
米国の現政権は過去4年間、保護主義を大きく推し進め、ともすれば他国を切り捨て高額の関税を課した。米国企業と農場主は絶えず受注と協力の機会を失い、米国の政治家が貿易問題で振るうムチの最大の被害者になった。
米国の政治家は選挙での票集めを目的に、政治を科学よりも優先した。新型コロナウイルスの流行は、米国に長期に渡り存在した貧富の格差や人種差別などの頑固な持病をあからさまに暴露し、それらを悪化させた。人種差別による大規模な騒乱が頻発した。このような米国がさらに安全であるのだろうか。
平和と安定と安全を享受する。これは、米国民を含め世界の人々の権利だ。現状を見るに、ポンペオ長官が言う、米国は4年前より「さらに安全」との言葉は徹頭徹尾、虚言だ。(CRI論説員)