【CRI時評】開かれた中国は世界経済の回復にパワーを与える

　現代中国の鮮明な特徴は開放だ。困難な時期であるほど、開放を拡大しなければならない。この極めて異常な2020年、全世界の貿易と投資が新型コロナウイルス感染症の深刻な影響を受ける中、中国は率先して感染症を抑制し、率先して経済のプラス成長を実現して、引き続き高いレベルの開放を推進している。

　「中国市場を世界の市場にする」ことは、開かれた中国が世界にもたらす最も直接的なチャンスだ。14億の人口を擁する中国市場の潜在力はまさに絶えず燃え立っており、世界各国により多くのニーズを創造する。中国は開放を拡大し、より高いレベルに向かって突き進んでいる。高いクオリティーの「一帯一路」を共に建設し、東アジア地域包括的経済連携（RCEP）を推進する過程で、中国はグローバルな経済貿易ルールの制定、グローバル経済のガバナンスメカニズムの整備に積極的に参画し、世界第二位の経済体の負うべき役割を具体的に示した。

　先頃開催された中央経済活動会議は、新たな発展の枠組み構築が2021年に最初の一歩を踏み出すことを明確に求めるとともに、市場化、法治化、国際化されたビジネス環境の構築運営の努力、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（CPTPP）への加入の積極的な検討を強調した。これは中国が新たな発展の枠組みを構築することは決して閉じられた国内のみの循環ではなく、開かれたものであり、互いに促進し合う国内、国際の二つの循環であることを十分に表している。

　2021年1月1日から、中国は883項目の商品に対して暫定輸入税率を適用するが、この税率は最恵国待遇に基づく関税率を下回っている。中国の累計商品輸入額は、今後10年間で22兆ドルを上回ると予想される。新たな発展の段階に入ろうとしている中国は、まさに「開放の大門は閉じられることはなく、ますます大きく開かれるのみ」という約束を実際の行動で示し、世界経済の回復にパワーを与え、開かれた世界経済の構築のためにたゆまず努力していく。（CRI論説員）