【CRI時評】うそと反知性主義による防疫、米国の「人災」ひどさ鮮明に

2020-12-22 11:04  CRI

【CRI時評】うそと反知性主義による防疫、米国の「人災」ひどさ鮮明に

 米ABCは19日、「過去7日間は米国で新型コロナウイルス感染症が発生して以来、最悪の1週間だ。1日あたりの新規感染者が21万人を超え、死者は1万8000人を超えている」と報じている。

 この人類の悲劇に対し、米国の政治家は、防疫において数カ月にわたりうそをつくことに頼ってきた責任から逃れられない。米国の政治ニュースサイト、ポリティファクトはこのほど、「今年のうそ」に「コロナウイルスの軽視と否定」を選出し、その理由として「最悪のうそは損害を与えるだけでなく、致命的だ」としている。

 米紙ワシントン・ポストは19日付で掲載した「内情:米国の指導者の否定、管理ミス、奇怪な思考がパンデミックの暗い冬に導いた理由」とする長文の記事で、過去10カ月余りにわたって米国政府が犯した過ちを一つ一つ明らかにした上で、「大統領は公衆衛生危機を管理する責任を放棄し、その代わりに、メガフォンを使って誤った情報を広めた」と批判している。

【CRI時評】うそと反知性主義による防疫、米国の「人災」ひどさ鮮明に

 米国の現政権は大々的に外部に対して対抗をあおり、頻繁に国際世論の焦点を生み出している。国内の防疫では無為に日を過ごす一方で、対外的にはトラブルを起こしている。防疫をめぐる米国の政治家の「政治的私利至上」大原則がいかに冷酷かを世界に知らしめている。

 米ワシントン大学の保健指標評価研究所は、今後3カ月間の米国での新型コロナウイルス感染による死者数が23万7000人超に達すると予測している。恐ろしく危機的な状況ではないか。それでも米国の政治家は少しも気にかけないのだろうか。彼らにとって米国民の生命とは値打ちのないものなのだろうか。政治的資本をかすめとるために、故意に感染拡大を放置しているのだろうか。(CRI論説員)

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