北京
PM2.577
23/19
今日の番組は、中日間に「ファストトラック」が開通し14日間の隔離が不要になった話や、中国でエンゲル係数の低下が意味すること、そして中国で八百屋を経営するキューバ人の話、さらに、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が中国大陸部で公開されることなどについてお送りします。
●11月30日に中国と日本との間を行き来するビジネス関係者のための「ファストトラック」が正式開通しました。これによって、対象者は日本に入国する際、3日以内のPCR検査の陰性証明書を提出すれば14日間の隔離が不要となります。また、中国に入国する際に必要なPCR検査とIgM抗体検査の陰性証明や「グリーン健康コード」の取得についても簡素化が進められています。
●第13次五カ年計画期間(2016年―2020年)に中国のエンゲル係数は低下を続け、2019年に28.2%まで下がりました。エンゲル係数の低下は人々の収入増加や消費の高度化を表しているとされますが、広い中国では各地の格差が大きく、国全体の経済状況を判断するにはこの係数だけでなくほかの指標と合わせて考慮する必要があるとされています。
●キューバ人のウィルバーさん(44歳)は江蘇省蘇州市姑蘇区の双塔市場内で八百屋を経営しています。元々はミュージシャンでしたが、新型コロナ禍で仕事が激減したため、若い頃の農場生活の経験を生かして中国人の妻と有機野菜の販売を始めました。今は充実した楽しい毎日を送っています。
●宮崎駿監督の映画『崖の上のポニョ』(中国語題:崖上的波妞)が中国大陸部で劇場公開されることになりました。中国語版のポスターが公開され、多くのファンが注目しています。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。