北京
PM2.577
23/19
今日の番組は中国のアニメ・コンテンツ産業の今後5年の発展の見通しや、15カ国が署名したRCEP(東アジア地域包括的経済連携)が貿易にもたらす促進効果、さらに「雪にメッセージを代筆」という中国で人気になっているオンライン上のサービス、中国の3つの省・直轄市・自治区で新型コロナの市中感染例が確認されたなどの話題についてお送りします。
●中国国家新聞出版ラジオ・テレビ総局の発表によりますと、国内のアニメ・コンテンツ・クリエイティブ産業は今後5年間、売上高が30%以上の伸びで増加を続けていくと見られています。うち、オンラインライブ配信の視聴時間や視聴人数が著しく増え、同時に有料コンテンツの伸びが主な原動力になっているとみられています。
●「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」の調印が中国の対外貿易にどのような変化をもたらさすのでしょうか。商務部はこれに関する記者会見で、公平で、透明な、安定した政策環境が築き上げられることで、対外貿易のコストが下がり、より円滑で、活気のある貿易が期待できるだろうという見方を示しました。
●気温が下がり、中国の北方では雪の日が増えています。近頃、「雪にメッセージを代筆」という名のオンラインショップが話題になっています。雪の積もった地面に友達への祝福のメッセージや名前を代筆して、それを写真や動画にとって送信するというサービスが人気を呼んでいます。中国は国土面積が広いため、南方では一年中雪が降らないところもあるので、こうしたサービスは新鮮味があって利用客が増え続けているということです。
●中国ではここのところ、海外渡航歴もなければ、入国者と接触したこともない新型コロナの市中感染が天津、上海、内蒙古自治区で相次いで確認されました。ただ、いずれも孤発例で、直ちに対策が講じられたため、現在のところ、感染のクラスターは報告されていません。今後も新規感染者や入国者により持ち込まれる感染例が散発的に報告されることが見込まれています。専門家は、こうした「ニューノーマル」に適応しなければならず、パニックに陥る必要はなく、冷静に対応するよう市民たちに呼び掛けています。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。