北京
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23/19
習近平国家主席は19日北京で、テレビ会議形式で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)商工業界リーダーサミットに出席し、「新たな発展構造を構築し、互恵ウィンウィンを実現」と題する基調講演を行った。米国が中国との経済的なつながりを切り離そうとする「デカップリング」の動きについて、「我々は経済の『切り離し』を行うことはない」と述べて米国をけん制した。国際貿易で対立が続く米国をけん制するとともに、国際協力の必要性を主張し、中国の経済開放路線を国際社会に改めて打ち出した形だ。
日本の厚生労働省の集計によると、19日に日本国内で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は2380人で、2日連続で過去最多を更新した。中国でも依然として感染報告が上がっており、これを見る限り新型コロナウイルスによる厳しい状況はしばらく世界中で続くことになるだろう。
全世界の経済状況の回復に向けて、加盟する国や地域が連携姿勢を打ち出せるかが焦点となる。現在、中国経済の発展状態は世界経済の成長に強い力を注ぎ込んでいる。コロナ禍で国際経済状況に重大な変化が生じ、国際協力が求められており、各方面は共同でリスクと挑戦に対応すべきである。各国のビジネス業界のトップは経済発展のグローバル化に重要な推進者を担って、グローバルサプライチェーン、産業チェーンの調整や再構築などを確実に行い、世界経済の発展を自発的に革新していかなければならない。(CRI日本語部論説員)