北京
PM2.577
23/19
いよいよ明日、11月11日、中国では12回目のネット通販セールの日、「ダブル11」になります。今年は例年と比べて、大きな変化がありました。例年なら11月11日の一発勝負だったのが、今年は11月1日から3日までの1回目と11月11日の2回目、2回に分けて商品を購入できるようになりました。買うものを考えるのも、支払いも時間的に余裕ができ、その分、売上も増えることになるのかが注目されているところです。ちなみに、「ダブル11」の売上は、2018年は3953億2000万元(約6兆2700億円)、2019年が6000億元(約9兆5000億円)でした。今年はふたを開けてみればどうなるのか、発表を楽しみにしています。
さて、今週の番組、主なメニューは以下の通りです。
▼お便り、ありがとう♪
▼第3回輸入博出展の日本側取りまとめ機関・企業のインタビュー(聞き手:Aちゃん)
▼広東省取材レポート2回目~中国有数の製造業集積地・広東省仏山市の民間企業のライブ配信基地からのマイクリポート。詳しくは「CRIインタビュー」をご参照ください。
広東万和新電気の責任者に話を聞く王小燕アナ(中央)
<お便りの抜粋>
★東京都の三輪徳尋さん
昔ならば、親子3世代で生活して、祖父母から、良し悪しは別にして様々なアドバイスや手助けが得られることも珍しいことではありませんでした。核家族化が進んで、家事で不得意なことや子育て経験のないことにアドバイスを気軽に得ることが難しくなってしまった昨今、専門的な教育を受け多くのことを学んだ家事のプロである家政婦さんに手伝ってもらうことは、育児や家事スキルを増やすことからも、孤立した生活に陥らないようにすることからもとても良いことに思います。
★名古屋市のゲンさん
珍しい広東省からの放送、ワクワクして聞きました。家事代行サービスの取材がとても面白かったです。インターネットのアプリで探して、希望のサービスが得られるっていうのは、いかにも今日(こんにち)的ですね。昔なら電話をかけるところから始まりましたもんね。
カーテンをかけたままで洗うサービスとか、収納士という職業まであるのも驚きでした。子どものお世話はベビーシッターのイメージがありますが、お世話の一環として、児童撮影という分野もあるとは、スマホ時代のスキルとしてだれでもできるからでしょうね。最初、自動撮影を隠しカメラでして、虐待防止にするのかと思ってしまいました。
改革開放先端の地ならではのレポートで、日本の現状にも参考になるレポートでした。インタビューに答えていた陳会長さんは豪快な方のようでしたね。ヘルパーさんの指導はやはり、以前看護師であったとか、医療関係者だったりするのでしょうか?陳会長さんの経歴が知りたかったです。
★宮崎県のラジオネーム D.Dさん
小燕さん斉鵬さん、今日3日、広東省佛山市からの放送、楽しく拝聴しました!そちら広東省はとても暖かいんですね。(こちら日本の“南国”宮崎は今日朝11℃最高22℃でした)
お二人の湛江市のモール/スーパー地下1階からのマイクレポート、賑やかな臨場感が伝わって来ました。
中国で家政婦サービスはポピュラーで手軽にネットからも頼めるんですね。(日本にもありますが、中国ほど組織的、ポピュラーではないですね)小燕さんに応える会長さんのパワフルな熱心さ、赤ちゃんのダミー人形/プラモデルを使っての講習とか、絵に浮かぶ様でした。今回参加の方々は40代の働き盛り、ベテランの女性達がメインの様でしたね。
業界の展望と同時に、いくつかの課題もレポートされ理解が深まり良かったです。斉鵬さんのコメント通り、50を過ぎても雇用が安定すればいいなと感じましたね。このサービスを日本に置き換えると、先ず高齢化から在宅の高齢者の日常生活のサポート等の需要など多そう・・・
ラストお二人にすかさず営業の声掛けをする会長さんの熱心さ(笑)明るさの伝わるリポートでした!
広東省では盛り沢山の取材をされたかと思います。リポート次回も楽しみですね!
★北海道石狩市の上田知晴さん
11月3日の火曜ハイウェイは11月4日の朝に再放送で拝聴しましたが、湛江市での家事代行サービスのレポートは自分にとって新しい発見となったお話でしたので、大きな興味を惹かれ、とても面白く、勉強になったレポートでした。
何が自分にとって新しい発見だったのかと申し上げますと、小康社会への理解を深める鍵が家事代行、つまり家政婦さん、平たく言えばお手伝いさんだったということです。自分の感覚ではお手伝いさんは経済的ゆとりができた後にお金持ちの家の奥さんが楽をするための副産物でした。それが小康社会というゆとりのある暮らし・生活を得るために使われる。正直、ピンとは来ませんでした。でも、放送を拝聴していて見つけました。小康社会の入り口を。お話の中で、カーテンを高温の蒸気でクリーニングするというお話がありましたね。それから高齢者の方への在宅ケアのお話も、その次には子供の成長記録も撮っていくといったお話も。ここで気付きました。それなりのスキルを持った方が家事代行に入ってくれることで、その家のお父さん、お母さんは家もしくは家事・家庭で生じるストレスから解放されるのですね。このことって実はすごいことではないでしょうか。実際、高齢の両親や生まれたばかりのかわいい赤ちゃんがいる家庭のお父さん、お母さんは年齢的にバリバリの働き盛りのご夫婦である方々が多いと思います。その方々を家庭のストレスから解き放して仕事に復帰させることができるということは有益な労働人口の維持を可能にします。そんな人たちがどんどん仕事に復帰して富を生み出せば、当然、経済はグルグル回り活性化して生活にゆとりが生まれて、そして、仕事もグルグル回っているのですから仕事にもゆとりが生まれます。ゆとりある生活の実現はここにあり、ですね。すごいと思います。それからシン会長のお話にもありましたが、スキルがあれば航空券1枚でどこへでもひとっ飛び。必要ならいつでも声かけてね、この気軽さ、手軽さがスキルを持っているがゆえに重宝される家事代行サービスの魅力なのだなとも思いました。でも、シン会長のおっしゃった人材不足は有益なサービスだけに早く解消させたいですね。このサービスが広がって、普及して、その有益性・有効性が広く知り渡れば、やりたいという人はきっと増えてくるのでしょう。普及が不足解消への足がかりになるのですね。それから、この家事代行を農村部が賄って都市部のニーズを満たす、これで農村部と都市部が互恵相互扶助の中でwin winの関係となり国家全体の発展に繋がっていくといった習主席のお話で家事代行サービスの奥深さについてより理解を深めることができました。今日の放送で家政婦さん、というよりもお手伝いさんへの意識をすっかり変えて新しい時代の正しい姿をキチンと把握することができました。
北京スケッチ(11月9日 紫竹院公園 平文智撮影)
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